4話目です!
最終回のような雰囲気がでてますがまだ続きます!最後におまけがありますが完全に私が書きたかっただけです笑
それではお楽しみ下さい。
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「うぅ……。」
目を覚ますと俺は見覚えのある部屋にいた。
「ふわっちの、、家?」
必死に昨日の記憶を思い出す。
「明那!」
昨日のふわっちの声が蘇る。そうだ、俺正体バレたんだ。
「服、ふわっちが脱がせてくれたのか。」
見覚えのある紫の服を来ている俺。ふわっちの服だ。
「あ、起きた?おはよ。」
「……おはよ。」
とても気まづい時間が流れる。
ふわっちになんて説明しよう。女装して店に来るとか絶対引いたよな。嫌われたかな。
「あきな、お腹すいてる?ご飯作ったけど。」
お、美味しそう……。
久しぶりのふわっちの手料理に思わずテンションが上がってしまう。
「……い、いただきます。」
ふわっちをチラッと見たあとご飯を1口頬張る。
「ッ!?美味しい!」
あまりの美味しさに思わず笑みがこぼれる。
「ふっ、もっといっぱい食べな。」
ニコッと笑い、ご飯を食べるふわっち。食べている姿もかっこいい。
食べている途中何度か目が合ってしまう。
「ん、そんなに見てどーしたの?」
「…やっぱふわっちかっこいいなって思って。」
「にゃはは。あきにゃ俺に惚れちゃったか。」
今がとても楽しい。なんでこれに満足できなかったんだろ俺。
ご飯を食べて片付けたあと、リビングで待っててとふわっちに言われる。
…話さないと。この気持ちを伝えたらふわっちに嫌われるんだろうなとか考えてたら涙が出てくる。
「明那?どしたの。」
涙目になっている俺を心配するふわっち。涙がぼろぼろと出てしまう。
「うぅ、、ご、ごめ、ん。ごめ、、ね。」
泣いている俺の背中をふわっちは優しくさすってくれる。
「明那、大丈夫だよぉ。ゆっくり話して。」
ふわっちの声に少しずつ落ち着いていく。
「ご、めん。ありがと…。」
話せる状態になった俺は、すべてをふわっちに話した。俺が話終わるまで、ふわっちはずっと頷いて話を聞いてくれた。
「ごめんね、男の俺がふわっちのこと好きだなんて気持ち悪いよね。」
「……。」
「俺バカだからさ、女でいる時ならふわっちのこと好きでいても許されるんじゃないかって思ってた。」
「……。」
「ふわっちのこと好きになったらいけなかったのに。こんな気持ちはやく捨てちゃえば良かった。」
「それ本気で言ってる?」
ふわっちが真剣な顔で俺を押し倒してくる。
「ほんとに捨てればよかったなんて思ってる?」
怒っているように見えるその表情だが少し悲しそうにも見える。
「だってこんな気持ちずっと抱えてたって、、苦しいだけだし、俺の気持ち絶対受け入れてもらえないし。」
「…俺がいつ受け入れないって言ったの。」
「…え。」
ふわっちが俺の肩を強く握る。
「俺も明那のこと好きだよ。明那に振られるのが怖くてずっと告白できなかった。やっと両思いになったと思ったのに、、好きじゃなかったら良かったなんて言わないで。俺の事ずっと好きでいてよ。」
「…ほんと?俺、ふわっちのこと好きでいていいの?俺の気持ち受け入れてくれるの?」
ふわっちの顔が安心したように緩む。
「当たり前だろ。もう離さないから。」
「…ふわっち、手震えてる。」
ふわっちの手は俺の肩を握ったまま少し震えていた。
「…それは見逃して?」
ふわっちは俺の頬に手をおくと、キスをしてきた。とても甘いキス。
「…俺、すごい幸せ。」
「俺も。」
またキスをする。何回も何回も。お互いの気持ちを確かめ合うかのように。
おまけ
不破が明那を家に連れて帰った後の話、、、
家に帰り、明那をベッドまで運ぶ。
「ッ!?」
明那のスカートがめくれ太ももが見えている。もう少しで、、、見えそうだ。
「スカートはずるいって。」
俺は顔を赤くしながら服を持ってくる。
「着替えさせるか、、。」
まずはTシャツを脱がせる。シャツ1枚の明那。
「んッ。寒い、、。」
そう言って明那は俺の腕に抱きつく。
…可愛すぎだろ。
「はぁ、抱きたい。好き。明那欲しいなぁ。」
…こんなこと明那が聞いたら逃げるかな?
完全に脈がないとは思わない。だけど失敗して明那が離れていくのが怖い。逃げられるくらいなら今のままでいい。
明那を着替えさせた後、布団をかぶせる。すやすやと安心したように眠る明那。そっとおでこにキスをする。
「ずっと俺のとこにいてよ。」
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