早く帰って酒でも飲もう
そうしないとやってられねぇ
勇side
光「おい、ついたぞ」
そう言われそこを見るとそこには少し大きな一軒家があった
「すごい…これ光が買ったの?」
こんな立派な家、高かったはず…
光「あ”〜えーっと…お袋に貰ったんだよ…」
「いい人なんだね!」
光「そんなんじゃねぇよ…」
光はお母さんのこと嫌いなのかな?
いい人そうなのに…
あ〜歩いたし眠いなぁ…
風呂には入りたい…でも眠い…
風呂で寝るかもなぁ
一緒に寝るの楽しみだなぁ
こんなことする人いたこと無かったからなぁ
どんな感じなんだろ
「おい」
ベットふかふかかなぁ…
光「おいって!ほんとにお前話し聞かねぇな!」
「え?!ごめん!」
光「はぁ…早く入れよ」
「はぁい!」
光「うるさ…」
何か言われた気がするけど気にしなくていっか
「広!すご!綺麗!」
光「はいはい…俺今から風呂の用意するから適当に探索しとけ」
「おっけー!」
光優しいなぁ…どこ行こう…
あ、そうだ!部屋にでも行こう!
そう思いどこが部屋かとウロウロしていると風呂場から顔を出した光に
「階段の上だ、物壊すんじゃねぇぞサングラス〜」
と言われた
サングラス…サングラスって俺のこと?
「俺はサングラスじゃなくて勇!」
「あ?そうだったっけ?まぁいいやとにかく部屋行くなら行ってこいよ」
光は面倒くさそうに手を振ってまた風呂掃除を始めた
そんなに風呂掃除って時間かかるっけ…
扉の前に着いた、けど本当に入っていいのかな…
怒られないかな…
うーん…まぁ、怒られたらその時か
「失礼します…」
言う必要は無いと思うけど…
簡素な部屋だ、ベットがありクローゼットがある
ただそれだけの部屋
なんか寂しい部屋だな…そう思いつつクローゼットを開けてみた
「え…?」
服がない
いや、正確に言えば下着は数着ある
けど上に着る服がない
「もしかして光…あの服しか持ってないの?」
なんで?
いや、ほかの場所にあるのかも…
と、とにかく引き出しでも開けてみよう
そう思い引き出しを開けると
服はなかった
が
2枚の写真が入っていた
そこには小さな光?と髪の長い女性が一緒に写っている写真
年相応の笑顔を見せている光とその光を愛おしそうに見ている写真
この人は誰なんだろう
そしてこの写真を撮ってる人は誰なんだろう?
後で光に聞こうかな
そう思っていると ガチャリ という音を立てて扉が開いた
光「おいサングラス…もうすぐ風呂だって…お前何見てんの?」
「わっあ、えっと…」
光「俺の下着なんか見ても意味ねぇだろって…ん…?本当に何を見てるんだよ…っておまッ!」
光は焦ったように引き出しを勢いよく閉めた
あれ?見ちゃダメだったのかな?
光「い”ッ」
「?!どうしたの?!」
光「あ”ーくそ…勢いよく閉めたからか指挟んじまった…」
痛いやつだそれ…
「大丈夫?」
光「大丈夫じゃねぇよばーか…お前が引き出しなんて見るからだろ!」
光は痛そうに指を見つめている
「ご、ごめん…」
俺のせいなのか…?見られたくないのをこんなとこに入れとく方も悪いと思うんだけど
光「あ”〜もういいよ、早く風呂に入って寝ろデカブツ」
「はーい…」
指、大丈夫かな…
光side
なんで今日はこんな散々なんだ…
全部こいつのせいだ
そういうことにしよう
てか久しぶりに帰ってきたな
後で掃除をしないとホコリが溜まってるだろうな
アイツにさせるか?
いや、でも疲れてるかもしれねぇしな…
明日の朝の飯の用意もしないとだし
食器あったっけ
料理のレパートリーも増やさないとな…
お袋にでも聞くか…いや、でも絶対バカにされる
はぁ…
ん?
あれ?あいつ遅くね?
30分も風呂に時間かかんのか?
俺が早すぎるだけ?
「なんか嫌な予感が…」
ちと風呂の様子見に行くか…
コメント
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何の写真かな…?気になる…そして相変わらずお話聞けない勇くんが可愛すぎてやばいです。続きが楽しみ…