これはガチで連載する。
『不良と優等生の、めんどくさい恋。』
悠佑✕いふ
りうら ないこの従兄弟
ほとけ いふの弟
初兎 悠佑の幼馴染
ないこ 生徒会長
いふ 優等生
悠佑 不良
第1話「出会いは教室の隅で」
チャイムが鳴る直前、教室にどよめきが走った。
いつも通りのダルい朝やと思ってた悠佑(ゆうすけ)の眠気も、そいつの登場で吹っ飛んだ。
「ほら、新しい転校生を紹介するぞー」
担任の木村が半分寝ながら言うて、教室のドアがガラッと開いた。
そこに立ってたのは、黒縁眼鏡にきっちり制
服、背筋もピンと伸ばした――
「いふや。名字はちょっと長くて呼びにくいから、そう呼んでくれてええ。よろしくな」
――関西弁やのに、めっちゃ優等生な雰囲気の男やった。
「関西弁かぶってんぞ」
悠佑がぼそっと言えば、周囲が笑う。
「せやな。でも俺の方が上品やから、ええ差別化やろ」
――その返しに、悠佑の眉がピクリと動いた。
「なんや?」
「なんや、聞こえへんかったん? 耳悪いんか?」
教室の空気が一気に張り詰める。
明らかに火花が散っとる。教師も気付くけど、めんどくさそうに目を逸らした。
「お前、名前なんや?」
「**悠佑(ゆうすけ)**や。2年C組の問題児や。覚えときぃ」
その言葉に、いふはくすっと笑った。
「なんや、自己紹介で自分の立場ちゃんと説明できるんは、ええことやで」
「お前、皮肉ばっか言うタイプか?」
「ちゃうで。真面目になんでも言うタイプや」
…なんやこの嫌味なやつ。関西弁のくせに、まるで敵同士の将棋みたいや。
でも――妙に引っかかる。目つきも言葉も、挑発的やのに品がある。
「いふ、お前は空いてる悠佑の隣の席な」
「…は?」
クラス中が「最悪の組み合わせ…」とざわつく中、2人の物語が始まった。
悠佑は目を細めながら心の中でつぶやいた。
――こいつとは、絶対気ぃ合わん。
けど、
「おもろそうやんけ」
これは真面目に書きます。
毎日投稿する!(多分)
コメント
2件
すごーい!私こう言うの好き~!