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キャー( ߹ㅁ߹) 涼ちゃんは好きだよー✨ って言うか女の子ももっくん取ったらダメだからね( `^´ )
優しいりょうちゃんがひっそり傷ついてる姿が想像出来て🥲🥲🥲 めちゃくちゃ続き、気になります!!!
もっくん悪巧み始めました。
今日はMV撮影の日だった。3人ともにメイクや衣装の人がたくさんついてみんなどんどんきれいに着飾られていく。
撮影が始まり、次々と撮影は進んでいく。そんな中の短い休憩時間に、俺は若い担当のメイクさんに声をかけた。
「えっと、君の名前…みかちゃん?さっすがメイク担当は美人が多いよね〜」
え〜そんなぁと謙遜しながらも嬉しそうにする女の子と涼ちゃんにわざと見せつけるかのようにいちゃついてみせる。
この前の仕返しをしてやろうと思ったのだ。
「今度一回2人でデートでもしてみる?」
そう女の子と盛り上がりながらもこっそり涼ちゃんの様子をうかがう。
でも、涼ちゃんはそんな俺を見てちょっと苦笑しただけでいつもと変わった様子もなく自分のメイクや衣装の担当の人と笑いながら話しをしていた。
そんな涼ちゃんを見てなんだか虚しくなってしまい、余計に自分の心が落ちていくのがわかった。
その後、撮影も終わり楽屋で涼ちゃんと2人で話している時に女の子の話題を出してみる。
「あの子かわいい子だったよね。涼ちゃんどう思った?」
「えっと、確かにかわいい子だったよねぇ」
「そうだよね。さっすがここのスタッフの子はレベルが高いよな」
わざと楽しそうな声で涼ちゃんに話しかけてみる。
「…あの子も元貴と喋れてすごい嬉しそうだったもんね」
そう言って涼ちゃんはちょっと困ったような顔をしながらもいつもの顔で笑う。
「………」
「………」
しばらく2人の間に沈黙が流れる。
「…ねぇ、涼ちゃんはそれでいいの?」
「えっ?」
「俺が女の子と楽しそうにしてても、涼ちゃんは嫌じゃないの?」
「それは…」
「涼ちゃんは俺の事本当に好き?」
「すっ、好きだよ」
「…信じられない」
そう言って俺は涼ちゃんに背を向けて楽屋を出て行った。
私服に着替えた俺は自動販売機の向かいのベンチに1人で座って肩を落としていた。
「おい、元貴」
そんな俺に若井が声をかけてくる。わざわざ探してくれたようだ。
「どうしたんだ?お前なんか今日変だったぞ」
「……」
「妙にテンション高くてスタッフの女の子とはしゃいでみたり…」
そう言う若井に苦笑しながら足元に視線を落とす。
「若井だって俺がおかしかったの気づいたよな?」
「そりゃあ…」
ふぅ、と一つため息をつく。
「実はさ、この前のレコーディングの時にオケの中に涼ちゃんの学生時代の友達って人がいたんだ。2人すっごい仲良さそうに盛り上がっててさ。俺にはなんかいちゃついてるように見えてすっごい嫌だったんだよね」
「もしかして、お前」
「そう。だから今日は涼ちゃんに仕返ししてやろうと思ったんだ。…でも結果は惨敗。涼ちゃん全く怒ってる様子もないし、いつも通りニコニコ笑ってた」
俺は天を仰ぎ、あーあ、と声に出す。
「涼ちゃん、本当に俺の事恋人だと思ってくれてるのかなぁ?」
「そんな…」
「だって、たとえわざとだってわかってたとしても、ちょっとくらい怒ったり文句言ってくれてもよくない?」
さすがの若井も黙り込んでしまう。
「…俺、本当に自信なくなっちゃった」
仕返しにヤキモチを妬かせようとして墓穴を掘って落ち込むもっくん😅
次からは涼ちゃん視点に変わります。