サノス
「ただいま〜 あぁ疲れた…」
あなたは疲労が限界に達し玄関に座り込んでしまう これからやらなきゃいけない事を考えて憂鬱になっていた
「おい こんな時間まで何してたんだ!! my honey?! 」
そんな時サノスの心配する声が耳に入ってきた
彼は相当焦っていたのかいつも首から下げていた十字架をテーブルに置きっぱなしにしてあなたに駆け寄ってきた
「ごめん 仕事が終わらなくて」
玄関に座り靴を脱ぎながら話しかけるあなた サノスはいつも家事をあなたに任せっぱなしのため家には洗濯物や洗い物が溜まっていた
「そう言う事なら早く連絡してくれよ…my bad…」
サノスはあなたの顔を見るなり疲れているのをすぐに読み取った サノスは心のどこかで浮気を疑った自分が馬鹿みたいだと悔やんでいた
「連絡出来なくってごめんね〜 今から朝ご飯準備するから待ってて」
仕事でフラフラなあなた それでもサノスの為に朝ご飯を作ろうと頑張れるのは愛があるからだろう
「いい 俺がやる」
サノスがあなたと場所を代わり早く休めと言わんばかりにベットに目を向けた あなたはベットに横になりすぐに眠りに落ちた
起きるとテーブルにラップがかかった食事があった あなたが寝ている間に作ったようだ 少し焦げている部分もあったがそれさえも美味しく感じるようなサノスからの愛が込められていた
食事と一緒に置き手紙も そこに書かれていたのは「〇〇 無理すんな 俺にも頼ってくれ」
いつもぶっきらぼうなサノスがこんな事をするなんて あなたはクスッと笑顔になった
ナムギュ
「ただいま〜」
家に帰ってくるとやっぱり少し元気になるのだろうか あなたは大きい声で言い入っていく
「…..」
いつも笑顔でお出迎えをしてくれるナムギュが今日は何も言ってくれなかった 俯いたままのナムギュ
「あれ ナムギュ??」
あなたはいつもと違うナムギュを前にしてどうしていいか分からなくなった 何かお土産でも買ってくれば良かったかと色々考え始めた いつもの倍の速度で頭をフル回転させる
「○○…」
そこにはあなたの名前を呼びぽろぽろと涙を落としているナムギュが立っていた まるで小さい子供が母親の帰りをまだかまだかと待っているようだった
「ナムギュ…ごめん…」
すぐにあなたはナムギュを強く抱きしめる 自分は何て事をしてしまったんだと事の重大さに気づくあなた
その後いつものナムギュに戻るが元々ツンデレだったナムギュがさらにツンツンしてしまった
何をするにもその事を思い出し何でもしてあげる甘々なあなただった
メンコ男
「ただい…」
入った瞬間に物凄い殺気にすぐに気づいた 彼が怒っている あなたは自分の額から冷や汗が流れるのを感じた
「おかえりなさい」
こんな日にでも笑顔で玄関で待っていてくれた いつもはピシッとしたスーツ姿の彼 今日はなぜかスーツが乱れていた
「本当にごめんなさい!!これからはすぐに連絡します!!」
あなたは全ての考えを頭から追い出しすぐに謝った こうしないと家に入れて貰えないからだ
「謝るのが早いですね まだ何も言ってませんよ」
まだ頭を下げたままのあなた あなたは絶望した空気の中で緊張を走らせていた なのに彼だけが笑顔だ
「良いです 1回目は許しましょう 誰しも失敗はありますからね」
こんな時でも常に笑っている彼の頭の中はどうなっているのだろうか いやそんな事を考えている暇は無い
「はい… ありがとうございます…」
なんとか窮地を脱出したあなた ホッとしてかばんを下ろす すると…
「…..」
彼はあなたの事をじっと見つめる その時も笑顔のままだ 油断をしてしまったと思ったあなた
「何かしました…??」
またもヒヤリと汗をかくあなた まずいと感じ何か行動しようと考えていた けど何をしても凶と出てしまいそうで動こうにも動けなかった
「いえ何も さあ 朝ご飯を用意してましたのでどうぞ」
彼はあなたの事をテーブルまで連れて行ってくれた 夢中になってご飯を食べているあなたをニコニコ幸せそうに見つめていた その後は何もかも彼がやってくれてすぐに寝てしまった
その日彼は恐怖を覚えるほど優しかった
そしてあなたはこれからは同じ事を絶対にしないと心に誓った
まだあなたは知る由もないあなたの事をじっと見つめていた時に実は元々あなたに付けていたGPSが外れていないか確認していた事を…
終わり
コメント
2件
サノスほんとに言ってそうで好きです…😿😿😿