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うーんと悩んでいても時間が過ぎるだけだった
そうだ、地上に行こうか
私強いし襲われても大丈夫じゃない?
思い付いたら即行動、忘れる前にしなくては
窓を開けて外を見る、雲に澄んだ空気、満点の星空
ん?いつまで考えていたんだろうか夜更けになるなんて、まぁいい
「よっと」
窓に足をかけ外に出る、すると辺りの見張りが声を張り上げる
「お嬢様が落ちるぞ!」
そう言うと護衛が空を飛び、辺りを囲む
捕まえようとする護衛を弾き飛ばし、雲を突き破って地上へ落ちる
ここまで落ちたら護衛も手を出せないだろう
何せ天使は雲から離れられないのだから
「ヒャッホー!」
勢い良く風が体を駆け抜ける感覚が心地よい
風をきって地上へ降り立つ
この森なら誰も居ないだろう
「ふぅ…」
羽を伸ばしてふあぁと背伸びをした
すると、ガサガサと音がした方へ振り返ると
私よりも小さな少女がぽかんと口を開けてこちらを見ている
「あ…あっ」