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オデリア・ジェンは最後まで優勢に戦い続けました。しかし、「キャッ」と小さな声をあげ、一目散に逃げていきました。最後まで勝っていたのに、どうしてでしょうか。それは、オデリア・ジェンの左前足と、肩甲骨のあたりを見るとよくわかります。左前足の先、足指の方に血が滲んでいます。きっとピータの争いで怪我をしたのでしょう。傷口の様子から噛まれたと推測します。肩甲骨のあたりは、毛がちぢれ、むしられています。争いで噛まれたり、引っかかれたのでしょう。血はでていませんでした。しかし、これは大きな痛手です。草を食べるのも、歩いたり走ったりするのもしばらく大変になるでしょう。

さて、追い出されたオデリア・ジェンは一体どこで暮らせばいいのでしょうか?

オデリア・ジェンはとてもかしこいです。先を見越して物事を行うことができます。オデリア・ジェンは負けたときのために実は、もう一つ、巣穴を持っていました。オデリア・ジェンはそこへ戻りました。穴は、ほんのりと干し草の匂いがします。その巣穴には、3匹のプレーリードッグがぐっすり寝ていました。この3匹はオデリア・ジェンのパートナーのメス。左からシシー、ツァイト、エルです。それぞれ、別のコテリーから来て、オデリア・ジェンの妻になりました。オデリア・ジェンの妻になったので、フルネームがかわりました。シシーのフルネームは、シシー・ジェン。ツァイトのフルネームは、ツァイト・ジェン。エルのフルネームは、エル・ジェンです。オデリア・ジェンはこの3匹が大好き。わざわざ、3匹の真ん中に入り込んで寝ます。


では、四匹は寝ましたので、少し、オデリア・ジェンの今までを話しましょうか。『あの危機』が来るまで…

プレーリードッグのオデリア・ジェン

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死ぬなよオデリア!!

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