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……………………………………………………………ULTIMATE（特別事案機動部隊）主要役職
初代総監 真島俊（30）…主人公
総監補佐 沖琉太（27）
中央指令部長 赤木龍一（19）
中央指令部員 越前龍馬（21）
中央指令部員 松永優大（21）
中央指令部員 工藤哲也（31）
中央指令部員 室口翔平（28）
中央指令部員 菊池謙介（23）
第1実動部隊長 倉木勇也（36）
第2実動部隊長 片倉旬（32）
第3実動部隊長 浦賀啓介（30）
第4実動部隊長 南雲知憲（33）
「何しに来た？警衛が」上妻が聞いた。
「その子を救出しに来た。その子を解放しろ」真島が言うと上妻はにやりと笑った。
「この子を救出して避難完了か？笑どうだろなー」
「どういう事だ？」
「とにかくめんどくせぇし解放してやるよ」そう言うと上妻は子供を投げつけた。真島はそれをキャッチするとそのまま滑り込み上妻のもとに行った。
「逃がすかよ。ここでお前を倒す」
「お前と遊んでいる暇はねーんだよ」そう言うと上妻は真島の顔面に蹴りを入れた。
「ゔ…」真島は出てきた鼻血を手で抑えながら立ち上がった。
「俺達はなお前を絶対に逃がさねー。どこまでも追っかけてやるよ」
「好きにしやがれ」そう言うと上妻は真島の拳を交わし頭を鷲掴みするとそのまま横顔に蹴りを入れた。威力はかなりあり真島は近くにあった机に体を強打した。立ち上がった頃にはもう遅く彼らの姿は無かった。午後1時無事、緊急郊外避難計画が終わるとULTIMATE隊員達は、装備の装着を始めた。狙撃部員らは、装備の装着を終えると銃の手入れを始めた。
「お前らー、装備の装着は怠るなよ、死傷者を1人も出さずにだ。今回の計画は分かってると思うがあくまで国内から追い出す。これだけだ。殺傷は目的ではない、それを忘れるな。追放出来ればそれでいい」沖が言うと横にいた工藤が笑いながら沖の肩を叩いた。
「キャラに合ってねーぞ。その口調」
「うるせーな」
「はっははは」午後1時30分隊員達は一斉に行進を始めた。先頭には中央指令部長の赤木が強い願いによりつくことになった。
「絶対に殺してやる」赤木は幼い頃、家族が殺された記憶を脳で辿りながら進行して行った。しばらく進んで行くと住宅地に入って行った。赤木達は無言でただひたすら進行して行った。その時だった、近くの物陰から何かが飛んできた。
「ゔ…」それに当たった1人の隊員がその場で倒れた。
「おい大丈夫か？」倒れた部下に第3実動部隊長の浦賀は、すぐに歩み寄り声をかけた。
「前方注意」1人の隊員の声と共にもう1人の隊員が物陰に向かって発砲を行った。
「物陰にいる者を射殺せよ、命令だ」赤木が言うと狙撃部員らは一斉に物陰に向かった。
「浦賀、何してるんだ、早く行くぞ」
「赤木、先行ってろ、部下がやられてんだ。ほっておけるか」
「そんな人情捨ててこい。これから戦争だぞ。そんなもの持ってたら犠牲が増えるだけだ」「お前には分からねーよな。人じゃねーもんな」
「何だと？」赤木は浦賀の胸ぐらを掴んだ。「お2人共…先行ってください。俺の事はいいですから」倒れていた隊員が声を振り絞って出した。
「何言ってんだ？お前ここで死んだらどうする？新婚だろ？家族置いて死ぬのか？」浦賀は隊員の胸ぐらを掴んで怒鳴った。
「警衛隊に入った時点で死ぬ覚悟はできてましたから」
「死ぬなんて簡単に口に出すな。必ず俺が助けてやる」そう言うと浦賀は隊員を背負うようにしてその場から動き始めた。
「何勝手な事してんだ？そのまま行けば俺はお前を規律違反で監察会議にかける」
「好きにしろ。俺は目の前で人を死ぬのをみてそのままほっておくような奴では無い。俺は仲間を失いたくない」そう言うと浦賀はそのまま隊員を連れてその場から去っていった。
「勝手な行動しやがって」赤木は呟くとそのまま急いで他の隊員らのもとに向かった。その頃警衛隊専用大型トラックの中では次の作戦会議が行われた。
「このまま国内から追放してもいつ戻ってくるか分からないっすよ」菊池が言った。
「日本全土での警戒を強めるとかしかねーだろ」工藤が言った。
「自衛隊つかうのはどうですか？警衛隊員らは、今行っている任務でかなり疲れてるはず、だから今手が空いてる自衛隊に手を貸してもらうのはどうですか？」松永優大が言った。
「自衛隊は多分助けてくれねーだろ。国も今自衛隊の解体に向けて話を進めてるらしいからな」室口が言った。
「てか国内追放だけでいいんですか？そのあとの亜連の追跡などは良いんですか？」越前が言った。その時だった、1本の無線が入った。「こちら現場から本部。只今亜連事務所にて立てこもり事件発生。応援を願いたい」
「よし行くか」真島はその場で装備を付け始めた。「おい、総監自ら行く事はねーだろ」沖が止めに入った。
「俺は自ら現場に行き現場と本部の壁を取り除く。それが重要だと思う。はやく車を出せ、そして待機中の隊員すべてに総動員命令を出せ」
「でも」
「これは命令だ」真島の強気な姿勢に沖は渋々言うことを聞かざるおえなかった。数分後装備を装着した真島は、待機していた隊員らと共に現場に向かった。
「現場から本部、発砲要請を要求します。既に5名の隊員が重傷です」
「俺がつくまで待機だ」真島からの返答に隊員達は戸惑いを見せた。
「そ、総監自ら現場に来られるのですか？」「あーそうだ」
「り、了解です…」
「まじかよ」無線を切るなり1人の隊員が呟いた。
「総監、死ぬ気か？」
「お前の死に姿、拝んでやるよ笑」赤木はにやりと笑った。
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