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メイクは俺が頑張るとして、服装のことは分からないから、涼太と佐久間を召喚した。



🩷「うわ……マジだ。この阿部ちゃん…最高…」



佐久間も阿部の写真を見て、呆けている。俺はそうだろう、そうだろうと頷く。

涼太がつまらなさそうにしているが、放っておく。それでも涼太は自分の持っているレパートリーの中から雑誌に似たような服を何着か持って来てくれたらしい。


なんか、ひらひらしたのとか。

なんか、つるつるしたのとか。


貴族みたいな格好に阿部を着替えさせて、おれが真剣にメイクを施す。


もともと顔立ちは整ってるから、そこまでいじることはしない。阿部の肌が思ったより綺麗なのには驚いた。



💙「うん。こんな感じかな」



わざと赤味の強いリップを引いた。阿部が小さい声で



💚「キスしたい」



と言って目を瞑ったのは無視した。



🩷「じゃ、髪は俺がやるよ!」



佐久間が髪型を仕上げていく。

いつも前髪を可愛い感じに下ろしてるが、今日は敢えてワイルドに。前髪を上げさせてみた。






❤️「いいじゃん」


🩷「阿部ちゃん……かっこよ」


💙「うーーーーーん」



あまりの完成度に、俺はひたすら唸ってしまった。



💙「阿部って、イケメンだったんだな…」


🩷「バカ!気づくのおせーんだよ!」



佐久間に軽いローキックを食らった。



いつものあざと可愛い阿部ちゃんじゃなく、大人っぽくてちょっとワルい感じの阿部亮平がそこにいた。最後に涼太が着せた、黒の革のジャケットが、ワイルドさをプラスしている。


阿部はアイドルじゃなくて、男性誌の専属モデルみたいに見えた。



俺は、冗談じゃなく、見惚れて、阿部から目が離せなかった。






佐久間たちが帰った後。



いつもの部屋着に戻った阿部が、改めて抱きしめてきた。髪型は変えてないから、変な感じだ。



💚「翔太、俺に惚れ直した?」


💙「うん」



阿部がおや?と意外そうな顔をする。


阿部の本来の実力?を見た俺は毒気なんて根こそぎ抜かれてしまった。今はどんな嫌味な言葉も出て来そうにない。



💚「らしくないね」



阿部が少し照れ笑いをした。



💙「でもちょっと」


💚「?」


💙「でもちょっと。嫌かも」


💚「なに?」


💙「かっこいい阿部、みんなに見られてるの。ちょっとだけ、やだ」



俺は、阿部の胸に顔を押し付けて、言った。


阿部は俺の耳元に唇を寄せて、



💚「可愛い翔太が、みんなに見られるのも、俺はすごーく嫌だけどね?」



と言ってくれた。







おわり。

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コメント

12

ユーザー

しょぴに素直になられるとおや?ってなるのいいw ラブラブしやがってよぉ💚💙はーーごちそうさまでした😊

ユーザー

可愛いっ…!とにかく可愛い! 平和なあべなべありがとうございます…m(_ _)m

ユーザー

はぁ…ラブラブあべなべ…くらった🤦🏻‍♀️💚💙

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