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「う、うう、ううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ! うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

立ち尽くすカンナを前にして、私は泣くのを止めることができなかった。

カンナは感情のない口調で私に問いかける。

「あんなに大好きだったのに、どうして?」

「私、カンナに酷いことして、死なせちゃって、ずっと謝りたくて、でもできなくて、たから忘れようとしたの」

涙がとめどなく溢れてくる。

「私は自分の欲望に負けて、カンナの気持ちを無視して、カンナにあんなことしちゃった。カンナが本当は嫌がっていたことくらい私だって分かってたわよ。でも、カンナは私とずっと友達でいたいって思ってたから、だから友達のままでいようとして頑張って我慢してたのに、私はそんなカンナの気持ちを踏みにじっちゃった。それで、カンナを追い詰めて、カンナは、死んじゃった」

「……………………」

「カンナが死んで私はずっとずっと後悔してた。でも、どれだけカンナに謝りたいと思っても、カンナはもういなくなっちゃったから、どれだけ強く謝りたいと願っても、謝ることなんかできなくて。ずっと苦しくてたまらなくて、こんな苦しいの耐えられなくて、もう忘れるしかないのかなって。……でも、ダメだよね。忘れたりしたら」

カンナはずっと私を見下ろしていた。

でも、いま目の前にカンナがいる。もし目の前の彼女が、私を恨んで現れた亡霊だったとしても、伝えないといけないと思った。

「カンナ、ごめんなさい」


私はようやく、その言葉を口にできた。

それでもカンナは、ひどく冷淡な眼差しを向けていた。

それは謝罪を聞き入れないという態度ではなく、美雪の謝罪そのものに関心がないという態度だった。

カンナはにこりと笑った。突然の無邪気な笑みだった。

何かを言おうとして――

「もうやめて!」

懐かしい声。

美雪の前に立っていたカンナにしがみついたのは――

カンナとうり二つの外見をした女の子だった。

いや、というよりも突然現れたその女の子は美雪が知る「本当のカンナ」だった。

「メイ! これ以上美雪ちゃんにいじわるしないで!」

メイ、と呼ばれたその少女は、先ほど一瞬見せた無邪気な笑顔が掻き消え、不機嫌そうな顔になった。

「……姉さん」

「メイ、私、美雪ちゃんとお話したいな」

「……好きにしたら」

私がさっきまでずっとカンナだと思っていた――メイという女の子は、私を一瞥するとどこかに立ち去っていた。

「……………………カンナ?」

「久しぶりだね、美雪ちゃん」




【閲覧注意!!】ヤンデレ百合少女は殺してでもハッピーエンドを目指します-冥き乙女のリリーフィリア-

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