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수빈（まだ、少し暑いな。）
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あの頃は、もっと世界が穏やかだった
大人になるにつれて、色が無くなった。
花はいつか枯れる、季節もいずれ過ぎる
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だけれど、僕の人生は
愛とか、優しさとか、
全部奪われてるだけだった。
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死にそうな程に生きずらい
死にたいんじゃなくて、生まれたくなかった
薄情な人間になれば、
生きやすくなるんだろうな。
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수빈「父さん…！！やめろよ！！、」
수빈「母さんっ、大丈夫…？」
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父は、昔から乱暴な人だった
お酒が入ればもう最悪
母に暴力を振るい、
しまいには僕にも当たることがあった。
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そんな父が大嫌いで仕方なかった
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殺したい
死ねばいい
死ねば全て終わる
僕は理性を失うほどに感情に支配された。
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後1年、後1年したら、大人になる
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20歳になったら、母と家を出て
青春を潰してまで貯めたお金で母と暮らす
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そう、心に決めていた
決めていたのに…。
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︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
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수빈「あれっ、ない…なんで、」
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
部屋に隠しておいたお金が無くなっていた
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
父「や〜スビナ、あんな大金持ってた事、
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎なんで隠してたんだよ笑」
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
수빈「…どこにやったの、」
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
父「え？あぁ…」
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
수빈「返して…返してよ…！！！
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ 僕がどれだけ苦労して貯めたと思ってる︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎の…、！！返せよ…！！なんでそんな
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ 無責任な事が平気で出来んだよ… 」
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
수빈「…あの時、父さんの事、
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎殺してればよかった。」
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
父「スビナっ、？落ち着けよ…、」
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
수빈「何？僕が怖いの？殺されるかもって？」
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
父「…」
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
수빈「父さんのせいで僕の人生
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎無茶苦茶だよ。」
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
수빈「僕も皆と遊びたかった。
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎︎ ︎ ︎ ︎恋人も作って、青春したかったよ。」
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
あぁ…もう、何も出来ない
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
怒りも、悲しみも
感情が麻痺して、何も感じられない
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
父に全てを奪われた
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
きっと何年経っても思い出すのだろう。
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
今日の事を。
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
世界で1番醜い父の事を。
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
死ぬまで、永遠に。
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
愛なんてただの幻想だ。
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
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수빈「はっ…！！！」
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あぁなんだ、僕だけか、
いつまでもこんなこと思い出してるの。
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수빈「朝から最悪…」
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あの日から3年経った今でも、父を思い出す
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呪いがかかっているように
僕はあいつから離れられない。
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ああ、苦しいよ、苦しい
誰か、抱きしめて
僕をこの孤独という地獄から
助け出してよ…。
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コメント
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親父、私は絶対に許さない🫵🏼 私がこの腕で潰れるくらい抱きしめるよ、スビンさん。大好きすぎるよ。
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