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カイランがゾルダーク領へ向かって数日、老公爵の容態が悪ければ早馬が来るはずだけど私は何も聞いていない。カイランがいないからと数日前から夕食は寝室でとることにしたハンクは、足の間に私を置いて後ろから手を伸ばしどんどん大きな口に入れていく。食べ終わると髪を指に巻きつけて遊ぶ。


「衣装は来たのか?」


カイランがゾルダーク領へと出立した日にマダム・オブレから届いた。上部が銀色の生地に黒い絹糸で刺繍を施し、下部は黒い光沢のある生地に縁に銀色の糸で刺繍されためりはりのある美しいドレスがトルソーに飾られている。


「ええ、部屋にありますけど明日には仕舞いますわ」


ハンクはもう興味を失くしたように私の背中を撫でたり胸を手のひらに納めたり悪戯を始める。


「食べてます」


私の抗議は無視をされ、機嫌のいいハンクは止まらない。髪を掴み項を晒して痕が残らない程度の強さで舐めたり吸ったりするから首が唾液で濡れてしまう。


「我慢して」


まだ食べているのに、と怒ると悪戯を止め、肩に顎を置いて腹に腕を回しくっついてくる。

果実水を飲み、最後の一口を流し込むと待っていたように私を抱き上げ寝台に座らせ、私の膝に頭を乗せて横たわり、ベルを鳴らしてソーマを呼ぶ。アンナリアとソーマが皿を片し、ジュノとライナが湯を運び入れる。

太ももにある濃い紺を撫でると気持ちよさそうに目を閉じ腰に腕を回して抱きついてくる。


湯が張り終わりメイド達が部屋から消える。


「空色の新しいハンカチは子にやるのか」


薄い茶に黒の家紋を刺繍したハンカチはすでにハンクに渡してある。今はレオンに渡すハンカチを刺している。


「ええ、そうよ」


空色の生地は沢山ある。その中から柔らかい生地を選び薄い茶の糸で家紋を刺している。配色としては地味になるが、私の色をレオンに渡しておきたかった。


「ハンクには三枚渡したでしょ?」


「二枚だろ」


「一枚目は奪ったのよね」


ふふ、と笑いながら愛しい紺を撫でる。


「俺にも空色で薄茶を刺してくれ」


地味なのに、欲しいなら次はハンクに渡すわ。


「ええ」


下から私を見上げる黒い瞳を見つめる。

もし、老公爵が儚くなったらゾルダーク領で葬儀式をすることになる。レオンは置いていかなければならないわ。


「我慢は終わりでいいか?」


ええ、と答えるとハンクは寝台から下り床に膝をついてスカートを捲り上げ下着を脱がせてしまった。




細い足を左右に広げると秘所が丸見えになる。さすがにまだ濡れてはいない。


「足を持ってろ」


折り曲げた足を空色に押しつけると顔を赤くしながら持つ。

凄い格好だな、なんて言えば怒るかもしれんな。


「閉じるなよ。広げてろ」


赤い顔を背けてしまうが恥ずかしいだろうな。薄い茶の秘毛を引っ張ると体が跳ねる。痛かったか、今は何でも感じそうだな。指で皮を剥き赤い突起を外気に晒す。舌を伸ばして転がすと嬌声を上げ感じている。閉じた太ももに顔が挟まる。白く柔らかな太ももに噛みつき甘い痛みを与える。


「閉じるなと言ったろ」


空色が潤み顔は赤いまま懸命に足を掴み広げている。同じように突起に舌を這わせ濡らし指で摘む。高い声を上げ震えて鳴いている。秘所に触れると濡れ始め指を呑み込む。突起を舐めながら指を三本沈ませ中を擦ると耐えられない体が後ろに倒れてしまった。細い足首を片方掴み引っ張り、滾った陰茎を入れ込む。いきなり侵入した陰茎は奥まで届き空色が鳴きながらシーツを掴み快感に耐えている。片足を抱き腰を激しく動かして突いてやると中は蠢き収縮を激しくさせ陰茎を刺激する。目の前にある小さな足を口に含み指の股まで舌を這わせ舐めると感じるのか体を跳ねさせ悦んでる。子を孕む場所が吸い付き子種を欲しがっている。この体勢は隙間がなく最奥まで陰茎が届く。奥を突いたまま腰を回すと泣いて悦び、液を噴出させ空色の瞳は虚ろになる。口からは唾液を流しシーツを掴むことすらできなくなってる。感じすぎてるな。纏った服が空色の出した液で色を変える。片足を掴んだまま陰茎の先を奥へと入れ込んで直接注ぐ。虚ろだった空色の瞳を見開き嬌声を上げる。


「あぁ!あつぃあぁ出てる…」


注がれる子種に快感を覚え孕む場所が呑み込んでいく。中は熱く泥濘、陰茎を締め付ける。子種を出しきり秘所から抜くが奥に入れすぎた白濁は垂れてこない。空色は力を失くし横たわり震えている。小さい体を己で囲い閉じ込める。


「お前の液でびしょ濡れだ」


お互い服は身に着けたままだった。空色は恥ずかしがり顔を隠してしまった。


「ハンクのせいじゃない…」


薄い茶を撫で耳をくすぐる。


「俺のせいだな」


まだシーツに顔を埋めてる。


「顔を見せてくれ」


「いやよ」


「頼む」


空色の瞳が見え俺を睨む。


「お前の空色の瞳は美しい。俺だけの空色だ」


愛しい蟀谷に口を落とす。小さい体を囲ったまま潰さないように抱き締める。

年寄の倒れた理由が毒ならば、俺の時はどのくらい残っているのか。後どれだけお前と生きられるんだ。お前には弱った俺を見せたくはないが、離れんなら見せてしまうな。悲しい思いはさせたくないが許せよ。




目を覚ますといつものように温もりの中にいる。腹が膨れていたときは後ろから抱き込まれていたけど今はハンクの硬い胸に頬をつけたり太い腕に頭を乗せたり、ハンクの腕が常に巻きついてる。


「起きてる?」


「ああ」


「今日もレオンと散歩して刺繍をしながらハンクの側にいるわ」


ハンクの答えは返らない。


「夜は夜会よ、私は部屋に戻る?ここにいていい?」


ハンクは指に髪を巻きつけ引っ張る。見上げると黒い瞳が私を見ている。


「お前を連れていく」


「どこへ?…夜会?」


ハンクは口角を上げ笑っている。


「カイランに嘘を言ったの?」


「お前は体調が悪いと言っただけだ」


ハンクは私の顔を掴み口を合わせ舌を入れてくる。互いの舌が絡み合い淫らな音が耳に届く。ハンクは掛け布の中に入り込み夜着を捲り胸を掴んで頂に吸い付く。


「ハンクっ準備もあるのよ、陛下になんて言うの?」


掛け布を捲り私の胸で遊ぶハンクに問う。頂を噛まれ声を上げてしまう。


「任せろ」


胸に吸い付き赤い痕を残している。任せろって言うなら任せたらいいのよね。


「準備があるからもうやめて、濡れてしまう」


「子種を滴すお前を連れていきたいんだ」


ハンクの耳を引っ張る。


「意地悪言わないで」


「滾ったぞ」


硬くなった陰茎を私の足に擦り付ける。それだけで濡れてしまうのに。


「口に注いで」


ハンクは夜着を下げて陰茎を取り出し、私の足を上げて濡れ始めた秘所へ入れていく。硬く大きな陰茎は奥へと進み壁を擦り快感が私を襲う。


「昨夜のが残ってるな」


触れてもいないのに中は濡れそぼり陰茎を締め付ける。ハンクは掛け布を剥がして起き上がり、私の体を折り曲げ上から腰を叩きつけ激しく陰茎を出し入れする。


「見えるだろ」


朝の光の中、私の真ん中に赤黒い陰茎が出し入れされる様を見せつける。あんなに大きな陰茎が私の中に入ってる。


「気持ちいいっハンクっ」


寝台を大きく揺らして鳴らし私の足を押さえ突き刺すハンクは笑っている。秘所は鼓動し快感が体を駆けて目がちかちかする。強烈な悦びが頭まで届き弾ける。


「ああぁ!」


ハンクは呻き私の奥へ子種を注ぐ。中で陰茎が跳ね私に快感を与えてくる。繋がったままハンクは私の口に食らいつき舌を絡めさせ唾液を送り込む。


「口にと言ったわ」


「俺の泥濘が離さないのが悪い」


子種で溢れる中を腰を押しつけ刺激する。ぐちゃぐちゃと音が鳴り、また中を締め付けてしまう。


「抜いて」


「断る」


まさか、本気で垂らす私を連れていくのかしら。


「心地いいんだ」


私も同じだけれど夜会に行くなら準備があるのよ。ハンクの頬をつねる。中の陰茎は硬さを取り戻し跳ね始める。私は足をハンクの腰に回して力を込める。


「また欲しくなるわ」


「俺もだ」


ハンクは私を抱き締め口を合わせながら腰を動かし中を擦る。気持ちいい。奥を突かれても壁を括れが引っ掻いてもハンクの陰茎で中が満たされて幸せを感じる。


「ハンク、全て注いで。心が満ちるの」


ああ、とハンクは答えて私の夜着を脱がせ、自身も脱いで互いに肌を合わせ大きな体に包まれて繋がる。私の全てを隠してしまうほど大きな体が好きよ。腰はゆっくり動き私を快感に浸していく。











貴方の想いなど知りません

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