この作品はいかがでしたか?
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凸もりの異能力を奪おうとした厄に強い異能力のオーラを纏った三人が立ちはだかる
さ「これからどうする?」
ニ「先に凸さんとこの少女を助け出すのが優先では?」
ニグの脇に抱えていたうたいを降ろす。
彼女は意識を失っていた。
さ「じゃあ_最悪倒せなくてもいいから、二人を逃がすのが先だね」
すると横に居たななっし〜がワナワナ震えて_
な「あいつ…」
あっ、まずいと察した
さ「ななっし〜、流石にここで怒るのは_
ななっし〜はさぁ〜もんの言葉を遮って
な「あいつは私がやる。」
ニグは諦めた顔で
ニ「…わかりました。でも二人を逃がすのが優先ですからね。最悪倒せなくても帰りますよ」
な「了解」
すると一気に異能力が開放された
現場に着いて見た瞬間、理性を失ったような気がした。
体の震えが止まらなかった。
今、ここで倒さなきゃ体が持たないぐらい抑えきれなかった。
な「あいつは私がやる。」
そんな奴に心配する必要なんてない。
すぐに終わらせてやる_
ニ「私は凸もりさん仮死状態にして、この少女のことを見ています。」
さ「わかった。俺は_
【異能力_天地創造】
するとさぁ〜もんの周りに空間ができ、さぁ〜もんは目を瞑りながら考える
ニ「私もですね_
【異能力_命の大鎌】
すると凸もりの方へ振って何かが取れた
ニ「…これである程度は持つでしょう」
さぁ〜もんの異能力【天地創造】は自分がイメージした物を作れる。
ただし、形が複雑であればあるほど時間を要する。
あの空間は敵に襲われないようにするため。
ニグの異能力【命の大鎌】はその名の通り、相手に振ると鎌が通り抜けてある物が取れる。
それこそ魂だ。それを本人に戻せば直るがそのまま潰してしまったらもう一生戻らない。
故に【命の大鎌】と言われている。ただ、そのままにすれば仮死状態となる。
今回、凸もりにやったのは生存率を上げるため。応急処置では間に合わないため一時的に仮死状態にして、永らえる。
ちなみに普通の大鎌としても使えるだとか。
そしてななっし〜はと言うと_
敵の眼の前に降りていた。
な「…お前がやったのか」
厄「そうだよ!!やっぱり凸もりは楽しいなぁ…あの異能力_
ドォンッ!
話している隙に蹴りを入れて厄が吹っ飛ぶ
な「なら遠慮はいらない。」
厄「ひどいなぁ‥」
厄は何事も無かったかのように立ち上がり_
厄「人が折角喋っているというのに_ねッ!」
重力操作で瓦礫を投げつける
ななっし〜は避けながら考える
重力操作_確かに強いが凸さんがやられるはずが無い。何か不利になった手があったはずだ。
というかこの異能力だけでやられるはずが_
な「真逆_
厄「おっ!わかったみたい!!」
そいつはにっこりと笑って
厄「凸もりの【異能力無効化空間】を借りたんだよ!いやぁ‥あれは良かったねぇ」
その瞬間自分の体が崩壊するような気がした。
今すぐ!こいつを倒さなきゃ駄目だ。
それでも怒りを抑え平常心へ戻る
な「お前は許さない。」
カウンターを入れる
厄「いいねぇ!そういうの好き!だけど_
上から隕石が振ってきて
ドォーンッ!
厄「言っただろ?重力使いを前に_
白煙が開けると_
ピンク髪で獣耳がある少女に変身していた
厄「ふーん‥何それ!?」
そのまま豪快なパンチを受ける
う「うぅ〜ん…」
うたいは目を覚ます
う「え!?何この状況!?」
ニ「あ、目を覚ましたようですね」
う「あなたは誰!?」
ニグは平常心で
二「とりあえず、君の敵じゃない。後で詳しいことは説明する。私はニグ」
う「じゃ、じゃああのピンク髪の人は?」
ニグがそちらを向く
ニ「ああ、ななっし〜のこと?あの向こうの獣耳がついている人のことだよ」
う「えー‥あの水色のパーカー着ている人。」
ニ「彼はさぁ〜もん。今、逃げる準備をしている」
う「じゃあ貴方は?」
ニグが下を見て
ニ「今、軽い応急処置をしている。凸さんに触らないでね。見てわかると思うけど_
う「ッ…」
うたいが顔をしかめる
ニ「今、とても危険な状態だから」
隣で力無く倒れ込んでいる凸もりを見て頷く
う「…わかった」
ニ「さて_あっちの方はどうかな」
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