コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
第3話:黒髪メガネの少年
あらすじ
リンゴ屋の主人が斧を研いでくれて更に道まで教えてもらった光。
教えてもらった通り東京へ来た光。
さて何があるのだろうか。
「…登録、行ってくるか!」
そして1歩踏み出す。
するとふと横の路地裏を見ると獣人型異星人に襲われている黒髪のメガネ。
「…助けた方がいいかな、これ。」
数秒悩む。
そうこうしているうちにも異星人は黒髪メガネに対して剣を振り上げる。
「だー!もう!!こちとらお人好しなんだよ!!」
考えるよりも先に行動に行ってしまった。
高く飛び上がり、異星人の首であろう部分に斧の刃を。
めいっぱいの力を込めて振る。
そして首を刎ね、飛び散る蒼い血。
「ひっ……」
後ろを振り返ると怯える黒髪メガネ。
「おいおい、助けてやったのに礼の一つもなしかよ……」
「それは…その、ありがとうございますっ!でも目の前でR15並なもの見せられたら怯えるでしょ!?」
チラリと先程の異星人を見る。
首が切れたとこから蒼い血が溢れている。
「確かにそうだわ。ごめん☆」
「てへぺろって顔しても無理です!!…まぁかっこよかったけど、」
「まじか!!あ、俺そろそろ異星人ハンター登録行ってくるからまた!」
と、手を振り先を急ごうとするが。
「待ってください!僕も、僕も登録します!」
「……え?」
少年の目は本気だ。
本当にしたいようだ。
「その、貴方がかっこよくて…お願いします!!」
「……そ、そんなに俺かっこいい〜?」
ご満悦の表情。
あまり調子に乗ると良くないことが起こるが大丈夫だろうか。
「あー、じゃあ名前教えとこうか。俺鈴木光。よろしくな!」
「……!僕は墨谷駆です!!」
微笑み合い、歩き出す。
「……着いたな」
「……着きましたね」
ドアを見ると高級なビルとかでよく見る回転式のやつだ。
「なにこれ!!すげぇ!!!」
「…初めて見たんですか、」
駆はよく見ているらしい。
「ま、とりあえず受付するか。」
そして回転式ドアを通り抜け、そこには広いロビー。
長い螺旋階段とガラスのエレベーター。
「すんげぇぇ!!なにこれ!!語彙力消滅!!」
「兄さんアホらしいのでやめてください…」
ピタリと止まる。
「え?え、……ん?」
今、駆が光をなんと呼んだか。
「…兄さん呼びダメですか」
「いや、別に……やだお母さん嬉しいッ…」
「お母さんじゃないでしょ!?」
と、冷静なツッコミを貰いつつ受付へ。
次話:gdgdな登録
投稿予定日:10⁄19
なんか、見づらかったらごめんね、?