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ジョゼ美味そう
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今回は短めです。
第2話
迷い
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夜になり、メルが眠る。
呼吸はまだ乱れているが、さっきよりは回復している。
少し安心して力を抜く。
メルに目線をやる。
______初めて、子供に触った。
放っておいたら消えそうで、何も出来なくて、
強く握ったら、潰れてしまいそうで。
少し、怖くなった。
この女の子は、遠い街から来たのだろう。
もしここで生活し始めても、前していた生活と変わらない。
ここにいても、まともな生活などできやしない。
子供には危険すぎる。
「……はぁ」
俺は顔を顰め、深いため息をつく。
明日、鉱山から追い出そう。
外に出れば、少なくともここよりはマシなところに出るはず。
そして、この子自身が何よりも危険な存在だ。
ここで薬を作られたらたまったもんじゃない。
そんな事をされたらここで仕事が出来なくなる可能性もある。
だが、胸はモヤモヤしていた。
関わらない方がお互いの為だ。
そう、何度も頭の中で繰り返す。
なのに、視線は離れない。
______面倒だ。
そう思うほど、目を逸らせなくなる。
メルの顔を見ると、なんだか放っておけない。
気が狂いそうだ。
俺はゆっくり手を伸ばす。
この子は危険だ。触れるべきじゃない。
分かっているのに。
一瞬迷い、メルのお腹に手を当てる。
そして、ぽん、ぽん、とゆっくり叩く。
メルは一瞬反応したが、安心したような顔をして寝息を立てる。
明日追い出すはずなのに、目を離せないでいる。
俺は、この選択を後悔する気がした。
薄く暗い静かな部屋に、少し乱れた呼吸音だけが響いている。
そして、その空間に少し暗い空気が流れていた。
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Thank you for reading. ෆ