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落書きされた心に。

落書きされた心に。

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第21話

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2024年01月25日

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Nk「ねぇブルーク。」

Br「なに?」

Nk「…、、いや、やっぱなんでもない。」

きんときが居ない部屋。

昨日まで暖かい空気だったのに、今はとても冷たい空気

Nk「…、」

きんときの表情がおかしい。

狂ったような、吹っ切れたような…そんな表情


Nk「俺だけは、あいつを離しちゃ行けない気がする…ボソ」


俺はそっと玄関から外に出た






〜〜〜〜


昨日の公園へ向かうと、そこにはひろとときんときがいた

Nk「…やっぱり。」


Kn「ねぇ、、ひろと。落書きされた紙をさ消しゴムでどんなに消してもさ、紙が破れたり、クシャってなったり、落書きの跡が残ったりするよね。」

きんときは真顔で、ひろとをただ殴り続けた

Kn「俺も今、それと一緒なんだよ。落書きの跡が残って、みんなに見放されて、紙がくしゃくしゃになったんだよ。…お前のせいで。」


??「…え、?」

Nk「…?!シャケ…?!ぁ、やっば、、」

つい、大きな声を出してしまった

Kn「……!nakamu、シャークん…、、」

Nk「…っ、ねぇ、きんとき…。やっぱりきんときはやってないんだよね…!?あの花もさッッ…!俺に”助けて”って言ったんだよね…?」

俺は震えながらきんときに問う。

自分の思いが真実だって思いたくて



Kn「…何の話?笑 」



Nk「…ぇ、」

そんなこと言った記憶ないんだけど。と笑いながら言うきんとき


Sha「……、ごめん、、きんとき。」

Kn「ははw何今更謝ってんの?wどーせ、この姿を見たらまた離れてくくせにさ…w」

きんときは、笑いながら、、、いや、雫を流した

俺はぎゅっと抱きついて言った

Nk「もういいよ。嘘つかなくて、、。本当のことを言ってよ…。きんとき。」

きんときから離れるときんときは震えた声で言った

Kn「もう、、何したらいいかわかんねぇよ…、、」

Nk「っ!」

Kn「信頼してたブルークにも呆れられて…、きりやんとかスマイルとかの信頼はひろとの昨日の行動で完全に0になってさ、、」

きんときは、絶望した目をしていて、

あの綺麗な海色の瞳は濁った海色に変化していた


ぎゅッッ


Nk「ごめん…ごめんごめんごめんごめん…”ごめんね”」

きんときが離れないように力いっぱいに抱きしめる

Nk「また、独りにさせてごめんね、独りを感じさせちゃってごめんねッッ……。また、、苦しめてごめんねッッ…、、」

Kn「…!」

Nk「…それと、、生きててくれてありがとう。」

ぎゅ、

Sha「俺も…、、俺もごめんッッ…。最後まで信じきることが出来なくて、こんな姿になるまで寄り添うことが出来なくてごめん。」

Kn「シャケ…、」

きんときは俺とシャークんをぎゅっと抱き締め返してくれた


Kn「…俺、どーすればいい…?」

泣きながら、弱々しい声で助けを求めてくれた



落書きされた心に。

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