慎太郎side
樹「北斗、大丈夫だから」
優吾「ほらじっとして」
北斗「いやぁー、うぁぁぁん」
北斗さん、絶賛大号泣の大暴れですw
ドラマの役で今よりちょっと短くしなきゃいけなくて4人で美容院に来た。
でも、北斗は病院の次に美容院が嫌い。 だから、椅子に座るとこまでは良かったのにそこから進まない。
美容師「落ち着いたら再開しましょうか」
優吾「すみません」
美容師「いえいえ、大丈夫ですよ、ニコッ」
美容師さんがそう言って店の奥に行った。
俺らは芸能人だし北斗は散髪が苦手だから、と店長さんが毎回貸切にしてくれる。だから今もお店には俺らだけ。
樹「北斗、1回泣き止もうな。おいで」
北斗「ギュッ…んぅ、グスッ、グスッ」
膝の上に向かい合うように乗っけて北斗あやしてる樹。
優吾「北斗怖い?」
北斗「ぅん、グスッ」
優吾「どうしたら怖いの無くなる?」
北斗「わかんなぃ、グスッ」
北斗が美容院が嫌いな理由は耳元で聞こえるハサミの音が怖いから。特に前髪は目を瞑るから怖さが増すみたい。
樹「ワイヤレスイヤホンする?」
優吾「いや、たぶん切る時邪魔になる。それに途中で取れたら面倒」
どうしたら怖がらずに出来るかな?……あっ!
慎太郎「歌は?」
樹「歌?」
慎太郎「うん。俺らが歌うの!それなら声に意識が向くし気を紛らわせれるかなって」
優吾「まぁ何もしないよりはいいかも」
樹「確かに、他思いつかんしな」
俺の意見が通って歌うことになった。
落ち着いた北斗をもう一度椅子に座らせて樹が北斗の前に座る。そして、美容師さんを呼ぶ。
優吾「すみません、おまたせしました」
美容師「全然大丈夫ですよ、ニコッ。では始めますね」
北斗「ゔぅ、グスッ」
ハサミが見えた瞬間、すぐに涙を流す北斗。 それを見て樹が北斗の手を握りながら、
樹「Hey guys!This song is for all dreamers,haha…」
樹が先陣を切りそれに続いて俺と髙地も歌い始める。 すると、
北斗「グスッ……Good luck?」
泣き止んだ!不思議そうな顔してるけどw
そのうち北斗も口ずさむようになった。
美容師「じゃあ前髪いきますね」
“前髪”と言った途端、目を瞑らなければならないと気付いた北斗はまた涙目になる。
慎太郎「北斗ぉ、10数えて目開けてみて」
北斗「なんでぇ?、ウルウル」
慎太郎「目開けたら面白い事あるかもよ?」
北斗「……やるぅ」
慎太郎「よし!じゃあ行くよ?」
樹と髙地に歌の続きをお願いして、俺は北斗と一緒に10数える。で、数えてる間に美容師さんに前髪を切ってもらう。
北斗「9、10…もういい?」
慎太郎「いいよぉ!」
北斗が目を開けた瞬間に変顔をする。
北斗「ふっ、あはははっ」
目を潤ませながら笑う北斗。
樹「慎太郎こっち向いて」
優吾「俺も見たい」
2人の方を向くと2人も声を上げて笑う。そんな面白かった?まぁ作戦成功だからいっかw
美容師「はーい、終わりましたよ!」
笑ってる間に仕上げを終わらせてくれた美容師さん。
北斗以外「ありがとうございました!」
優吾「ほら、北斗も」
北斗「あぃがとごじゃいましゅ…」
人見知りと疲れで小さい声ではあるけどちゃんとお礼を言えた北斗。
この後、家に帰るときょもとジェシーに“かっこいいね、似合ってる”と言われてルンルンの北斗でしたw
コメント
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リクエストしていいですか。 ほっくんとSexyZoneの絡みがみたいです。
リクエストしていいですか。 ほっくんが赤ちゃん返りが見たいです。