この作品はいかがでしたか?
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其れは、春
俺等1年生は2年に上がって
新しく入る1年の先輩になる
そして、3年の先輩を見習い
学校をリードしていく
そんな事よく言われていた
新しい教室
廊下から窓の外を見ると桜が散っている
綺麗だなぁ…なんて思いながらも歩いていた
2ー3
2年3組が俺の新しいクラス
教室は全然騒がしくもなく静かだった
もしや、俺が一番?だなんて
思って、教室の引き戸を開けた
席の表のプリントを見てみるとおれは入って直ぐだった
「んぅ…?」
教室へ入ろうとすると1つの声が聞こえた
その人は見覚えがあった
「……へ、?」
昔からずっと一緒にいる人
俺が…ずっと大好きって思ってる人
「…よー、ちじゃぁないか…~」
目を擦りながらも俺の名前を呼ぶ
おかしい…おかしい!!?
「や、夜世ちゃん…ッ?!…、3年じゃないの、⁉」
「えへへ~、留年した~」
なんてにっこり笑顔でいう夜世ちゃんを見て
胸がきゅぅと熱くなった
「りゅ…留年って……何をどうやったら…」
「テスト0点~!」
「は…ッ!?」
流石にあり得なかった
いや、国語とか…体育とか美術は夜世ちゃん、得意だし流石に
え…?
何で
確かに…数学と英語は、夜世ちゃん悪いから…分かるけど
数学なんて、俺とほぼ同じ点採るし…
「まぁまぁ、此れから2年宜しくね~」
夜世ちゃんはそーいってまた微笑む
可愛いなって…年上なのにそんなん思っちゃった
「うん…宜し…く、?」
俺も挨拶を返し
夜世ちゃんの隣席に座った
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 理由、
「何故留年をするような真似をしたんだ?」
放課後の職員室
席に座る教員と一人の女子生徒
「何ででしょー?」
「いい加減にしなさい」
少々怒られ気味だった
彼女は最低でも40、30点を採る生徒でした
ましてや国語や美術は、毎度100点といういい点数
なのに、今回はほぼの科目0点という、ふざけた点数だった
「授業聞いてなかったのと…普通に、態と…」
「何故そんなことをしたのか、それは聞いてもいいか?」
質問を問うと、女子生徒は
少し悲しそうに窓を見て言った
「……好きな人ともう1年永く学校生活送りたかった、から」
今回名前付けてなかったのわざとです
次回からつけまふ
ではまた!!
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神やん!?