✱mmmr様二次創作注意
✱仲春様の『明日を見るために』を参考にしています!(許可もらい済)
✱暴力表現あるかも
─茶子さん視点
「茶子、菓子。俺と共闘する気は無い?」
意味がわからないことを言う師匠。
その目には希望に溢れたようなハイライトが入っていて私たちを試すように微笑む。
「師匠、共闘というのを詳しく。」
私の思考が追いつかないうちに菓子が問いかける。菓子は師匠に疑いの目を向けていて、寒気がした。
「あぁ、詳細を言っていなかったね。」
師匠は足を組む。
長年経験した私ならわかる…師匠は真剣だ。足を組む時は尚更やばい、悪いことをする気がする。覚悟を決めた瞬間師匠が話し始めた。
「昨日手紙が来たんだ。めめ…って奴からな。今日、俺を支配下に置く為にスポークシスポーシスで戦いたいと。どうも只者ではない気がして…ついて来てくれるかな?」
私と菓子は驚いた。
そもそも師匠に戦いを申し入れる人は今まで居なかった。私たちが知らなかっただけかもしれないが、それでも私たちを頼るなんてことは一回もなかった。それくらいの強者だ、まず私達は師匠ほどの実力は無く、2人合わせて師匠と互角になる。ただ連携しないと敗北は確実なのだ。と言うことは…師匠同等の力を持っている人物が2人いても勝てない可能性があるって事…?
「お、茶子。鋭いね〜!そうだよ。勝てない可能性は全然ある。」
師匠は言う。心を読まれたか
「心読めれば余裕じゃないですか?」
菓子はズバッとカウンターを決める。
「そうですよッ!師匠は強いんですから…!私たちなんか頼らなくても勝てるはずですッッ!」
私は言い放つ。だがその目からは涙が溢れ出ていた。
「あれ…ッずぃませッん…ッ」
自分が弱いと言うことを自覚した。
勝てない。そう私の本能が囁く、そうだ私は勝てない、弱いから。ある”ひとつの森”を操るしか出来ない…ただの弱者じゃん。
「茶子ッ!大丈夫…ッ!?」
菓子が言う。どうやら私の意識が遠のいていたみたいで、バタッと倒れる音がした。
あぁ…私は弱いんだ。”あの時”師匠に救ってもらえなかったら私は死んでた、生きれなかった。菓子と出会えなかった。弟子になれなかった。幸せだと思えなかった。愛してもらえなかった。私が弱いせいでッ!!私がッ!!弱いせいで…!強かったらッ!失う物も…きっと”何もッ!なか”ッたッ!は’ずなのに…ッ!!
私は弱いんだ、私は弱いんだ。
「その覚悟も。今日生かして欲しい。」
師匠は私に手を差し伸べる。意識がだんだんと確かになってゆく、また助けられたな。
「改めて、俺と共闘するかい?」
師匠はニコッと私たちに微笑みを向ける。
「そんなん決まってますよ。」
私と菓子はお互いを見つめ合ってコクリと頷き、師匠の方を見て一斉に言う。
「「はいッ!!」」
その目には涙が溢れていたとか。
🪽切ります…!!短くてすいません!!
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱♡20
👆🏻ちょっと欲張りました(●°×°)ゴメンナチャイ
コメント
4件
私が見ていない間にめちゃめちゃすすんでますね…!!個人的にはめめさんが勝って欲しいですけど…この世界のいえもんさん強いから分からないな…