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はぁ、はぁ。真冬の寒い朝が足に突き刺さる。ただ、今の私にはどうでもいい。
誰かが、誰かが私についてくる。黒い服を着た誰かが。
小走りで駅に向かうに連れ人が多くなってくる。
流石にもう追っては来ないだろうとホームから後ろを振り向くと通勤ラッシュの人混みをかき分けながら追いかけてくるそいつの姿があった。
黒いニット帽を深く被り、男とも女とも取れる長い前髪が目元を隠す。大きなマスクで口元が見えない。完全に不審者の格好をしたそいつは何かを叫びながら私に迫ってくる。
ちょうどその時、電車が来るアナウンスがなり電車の音が聞こえる。
助けて。
ついにそいつは私の目の前まで迫ってきた。
やめて。