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「ちょっと遅れてやってきたクリスマス」
黄:主人公
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サンタさん…っ、
僕に…プレゼントを
くださぃ…ッ…、
そう願い始めたのは…、
約三年前…僕が五歳の時だ、
五歳の時から…
虐待されていた、ッ
母は…僕をよく殴り…蹴り、
奴隷のように、扱っていた…
父は、何も言わず…見ているだけ、
どれだけたすけを求めても、
助けには誰も来なかった…、ッ
友だちなんていない…、
誰一人として…味方はいなかった、ッ…
サンタさん自体を信じるのも苦しかった…
こないんじゃないか…、
ただの、誰かの妄想…
そんなことも考えるようになった…
でも…
しっかり、居るのであれば…ッ…
僕に愛情をくださいって…、ッ…
あわよくば…
この地獄から、連れ出してッ…て
大声で叫んだクリスマスイブ…、
その後もうるさいって…
頬をひっぱたかれた、
もう…こんな風に、
暴力をふるわれていることが、
当たり前なんです…、笑
ねぇ…サンタさん、ッ…
今年も来ないんですか、?
赤視点
俺はサンタさんとして、
クリスマスの夜にこども達に
プレゼントを
届ける仕事をしている
「全員集合!」
ぁ…紫ーくんが呼んでる、!
紫ーくんとは、
たくさんのサンタさんを
まとめる役…
いわゆるリーダーなんだ、っ!
みんな集合して…
紫ーくんから、今年の配属先が…
告げられていく、
でも…俺は呼ばれなかった、
俺だけじゃない、
親友の青ちゃんも…、
先輩の桃くんと橙くんも…
「最後…赤くん達4人には、
大事な仕事がある、…っ」
と、俺ら4人は紫ーくんに告げられた…
そこから、三十分…紫ーくんに事情を、
説明してもらった…
俺ら4人は黄くんという…
男の子にプレゼントを届けること、
でも、ほしいのは愛情で…
あわよくば連れ出してほしいとのこと、
ぁ…あと、黄くんだけ…
五歳の頃からいままでの3年間…
サンタさんからプレゼントがないこと、
毎年サンタさんは配属場所が変わる…
だけど…変わっても3人のサンタさんは、
いかなかった…、
だから…俺ら4人に、
プレゼントを届けてほしい…
その事情を聞いた後は…
みんな暗くなっちゃって…、
青ちゃんは、泣いてた…
それだからこそ…、
今年はプレゼントをあげたぃ、っ
黄視点
ベッドには入らない…
だって、ベッドすらもないもん…笑
ぁ~ぁ、サンタさんは…
悪い子にはあげない…って、
このことなのかな、
僕結構頑張ってたのになぁ~、
ぃや…頑張ってないか、
今年も…クリスマスが、終わる…
23:59と…この町の時計に…
次の音で、クリスマスは終了…
カチッと、音がした…
もう来ない…その現実だけが
突きつけられた、
僕はベランダにある、椅子に腰を掛けた…
ベランダからは出られない…笑
だって…ここが、僕の部屋だから…
実質ないようなもんだけど…、
座れる物があるだけ、うれしかった…
ボロボロの毛布を膝に掛けて…、
泣いた…
なぜか、泣いてしまった…
去年だっておととしだって…
泣かなかったのに
母に…父に、ばれないように…
声は抑えて泣いた…、
涙を出す気なんて…なかった、
でも、あふれ出てしまった…
とんとん…
と、僕の背中を…
「へ…ッ…?」
思わず間抜けな声が出た…
だって僕の目の前に、
サンタさんが…
4人も居るから…、
「サンタ…、ッ…さん、?」
赤「うん…プレゼント、
届けに来たよ、?」
届けに来てくれた…、
三年ぶりに…ッ…、僕にも…
青「クリスマス遅れたゃったけどね…笑」
桃「ま、ッ…いいだろ!」
橙「で…、何がほしいん?」
びっくりした…、
プレゼントしてくれる…と言うから、
ちょっと遅れたクリスマス…プレゼント、
いままでの三年間の努力が…
待ってたのが、報われた気がして…
胸がぎゅっと締め付けられた…
泣きそうで泣きそうだった…
目の前にいる…赤いサンタさんは、
ニコッと微笑んだ…、
僕は飛びついた…、
「僕を連れてって、!!」って、
「連れてってくださぁ’’ッ…!!」ポロポロ
「お願いッ…します…ッ」
「プレゼント何もいりません、ッ…」
「何でも…ッします、ッ…」
プレゼントなんか…
もう、いらない…、
だから、連れてって…
そう頼んだ、
優しくしないでもいいから…、
寒くてもいいから…、
僕の部屋なんてなくていいから…っ、
お手伝いだって…なんだってするから、
ねぇ…サンタさん、!
お願い、お願いします…ッ、
赤「いいよ…ッ、?」
黄「…ぇ、ッ…いいん…ッ…ですか、?」
橙「頑張ったもんな、!」
黄「頑張って…ッ…なんか、っ…」
桃「三年間も頑張ったんだ、笑」
黄「なんで…、ッ…知って、ッ」
青「サンタだもん…っ、!笑」
黄「なんで…すか、それ…笑」ポロポロ
赤「ほら、ッ!いこッ!」
黄「…ッ!はぃっ!」
桃「ほら…よっ、!」
黄「わぁ…ッ!ぇ…なに、これ…?」
桃「姫様抱っこ、?」
黄「へぇ~、ッ!」
橙「たのしそうやな、ッ…笑」
赤「ぁ…俺の隣おいで、?」
黄「失礼します…ッ、」
青「捕まった、?行くよ…?」
赤「いいよ~、!」
サンタさん…、ありがとぅ、っ…
自信作なのでこっちにも載せました。