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大森side
藤「ここはこういう感じでいい?」
大「うーん、もう少しテンポ早めでもいいかも、やってみて」
藤「はーい」
新曲のレコーディングの日
いつもみたいに3人で練習をしていた
大「ちょっと御手洗行ってくるね。」
立ち上がってトイレへ向かう
大「今日はゆっくりレコできそうだな〜。」
ドンッ、
若「えっ、!?!」
え、
なんの音、?
若「涼ちゃん、!?」
涼ちゃん、
え
急いでレコーディング部屋に戻る
大「どうしたのっ、?!」
若「涼ちゃんが、」
藤「ゲホッ、だいじょ、…ぶ、ッ。ヒュ、ッ」
涼ちゃんが倒れてて
苦しそうで
死んじゃうんじゃないかって怖くなった
若「大丈夫じゃないでしょ、!?ゆっくり吸って、はいて〜…すって、」
若井がずっと涼ちゃんのそばにいてくれてて
僕は
僕は、。
ただ見てるだけ
なにかしてあげないと、
若「元貴、自販機で水買ってきて、!熱中症かもだから…!!」
大「あっ、。わかった、!」
確かに涼ちゃんは、真夏だと言うのに長袖を着ていた
そりゃ熱中症にもなるよ…。
急いで自販機まで走って水を3本買う
熱中症の時は脇を冷やすといいと教わった。
部屋に戻って若井に渡す
大「これ、脇に挟むようと…飲むようで3本」
若「お!ありがとう!!」
大「熱中症なの、?」
若「んー、わかんない。でも多分そうかなって…。涼ちゃん最近ずっと長袖だし。あ、脇冷やさないと」
涼ちゃんの呼吸はさっきよりかは少し落ち着いていて、今はソファで寝てるらしい。
若「カーディガン脱がさないと…。起こさないように…」
若「あっ、」
若井がそう言って急に涼ちゃんの服を脱がす手を止めた
大「若井?脱がさないと…また涼ちゃん苦しくなるよ、?」
返事がない
涼ちゃんと若井に近づくと
涼ちゃんの腕には、たくさんの傷があって
古い傷からまだ新しい傷まで
びっしりと
明らかなリスカ
若井も僕も何も言わない
この無言の間ですら、きっとお互い自分のことを責めてる
若「俺、どうしてあげれば良かったの、?」
若井が震えた声で言う
そんなの
僕だってわかんない
僕だってまだ不安で
涼ちゃんが心配で
大「わかんない、。」
若「ごめん…。」
大「起きてから、…話聞こう。ね、」
若「ッ、〜泣」
結局服を脱がせて手当をして
脇を水で冷やし
ソファに寝てる涼ちゃんを2人で見つめて起きるのを待った
涼ちゃん死にたかったのかな
我慢してたのかな
無理させてたのかな
そりゃそうだよ、こんなハードスケジュールじゃ無理もさせちゃう。
僕のせい、
若「元貴のせいじゃないからね、自分責めちゃだめだよ。誰も悪くないんだから…。」
大「うん、ッ。泣」
藤「んっ、、」
大「、!!」
若「涼ちゃ…」
藤「んぇ、?あ、ごめん…寝てた、」
大「涼ちゃん…。覚えてない、?」
藤「え、?」
脱がされたカーディガン
包帯だらけの腕
それをみて思い出したのか、涼ちゃんがどんどん青ざめていく
若「あ、涼ちゃん…腕はね…」
藤「やめてっ、!泣」
藤「ごめんなさい、気持ち悪いとかッ、。知ってるから…分かってる、ごめんなさい、死ねなかったの、っ!ごめん、泣」
大「落ち着いて、大丈夫だよ、…!」
藤「なにがっ、!?なんもわかってないのにッ、。無責任に大丈夫なんて言わないでッ、!」
あ
そりゃそうだ
嫌だよね、何も言ってないのに大丈夫なんて言われても
あまりにも無責任だ
大「ごめん…。」
若「元貴…、。」
もうこの部屋にいるのも正直辛い
涼ちゃんに嫌な思いさせちゃった
藤「ッ、〜泣」
若「涼ちゃん、ゆっくり息吸おうか。」
藤「やだっ、。もう死ぬ…、ッ!」
そういってソファから立ち上がり走ろうとしたけど、すぐよろけて倒れた
さすがにそんなの見て見ぬふり出来なくて
すぐ涼ちゃんに駆け寄った
大「だめだよ、まだ熱中症気味だから…。ゆっくりしてなきゃ、。」
藤「、」
藤「ごめん…。」
若井の肩を借りて立ち上がり、またソファに寝転ぶ
まだぐったりとしてる
藤「元貴、さっき…。ごめん、キツい言い方しちゃった…、」
大「いいよ、気にしてない。」
藤「そっか…。」
若「涼ちゃん、いくつか聞いてもいい…?」
藤「うん。」
若「腕の傷、いつから?」
藤「先月くらい…かな。」
若「どうして相談してくれなかったの、」
藤「そんなの、。言えるわけないじゃん…。僕最年長だよ…?年下に頼ってばっかの最年長なんて…」
大「最年長がなに…?最年長は頼っちゃいけないなんて誰が決めたの、。」
藤「それは…、」
大「最年長だから頼っちゃいけないなんて誰も言ってないよ。」
藤「…、」
若「これからは何かあったらすぐ頼れる、?」
藤「頼れる…。頼る、!」
大「よし。じゃあ今日のレコはまた別の日にうつしてもらって、今日はここでゆっくりお話しよう」
若「涼ちゃんもまだ体調治ったわけじゃないからね」
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なんかリクエストあったらコメントにどーぞ
多分かきます