ー春菜視点ー
『僕と付き合ってください!』
『え?ドッキリ?笑』
『いや、ガチめに』
『気持ちは嬉しいけど』
『…』
『付き合うのが怖い場合は?!』
『怖いのを無くしましょう!』
『てか、なんで怖いん?笑』
『いや〜色々考えちゃって?』
『春菜、断ってもいいんだよ?』
『なんでよ笑笑』
『いや、春菜優しいから周りに合わせがち★』
『えっと…訂正しましょう!』
『え?』
『優しい→優しくない、にしましょう!』
『あ、無理ですね笑』
その時に初めて彼の感情を知った。好きな人と結ばれるのはとっても嬉しかった。ずっと傍にいて欲しいって思った。
『やべ、涙止まらない笑』
『え、なんで?笑』
『嬉し泣き★』
『あ、私も同じ笑』
『同じだったわ笑笑』
『ねね、』
『ん?』
『ずっと離れんでね?』
『嫌だって言っても離れません★』
『それは良かった笑』
『てか、もう0時過ぎてるよ?』
『やべ!寝るの忘れてた!』
『それは忘れちゃいかん笑笑』
『また明日ね!』
『また明日!おやすみ』
『おやすみ!』
その時は嬉しすぎて、寝るのを忘れるぐらいだった。私たちは遠距離恋愛になっちゃったけど、それで嬉しかった。元彼とは違った。何かあったらすぐに相談してくれるし、いつも甘えさせてくれるから。私はとても幸せだった。
あの出来事が起こるまでは…ね。
コメント
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なんだか、奥が深いね