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#ミステリー風
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悪役令嬢、死んでも私は私です!
「貴様を斬首刑とする!」王子のその声が場に響いた______
私の名前はアリシクア・アズ。あらゆる悪事の裏にアクアありと言われるほどの悪女だ。その私は、今婚約者である第一王子、ウィズ・リクレイシア王子に呼ばれて王宮に来ている。
もともとは公爵家と王家の利害が一致しただけの関係であり、面識もほとんどなかった。むしろ、王子には顔を合わせるたびに嫌味を吐かれ続けてきており、今日もまたなにが言われるのかと思っていたが……予想外だった。
アズ「どう言うことですの、リクレイシア王子。私達の婚約は王家と公爵家、両方の利益があったからこそ結んだものですわ。簡単に破棄できるとお思いですか?」
リクレイシア「お前は聖女であるレイカに嫌がらせをしてきただろう!私物を隠すのみにならず、今回に至っては禁じられていた闇魔法で命までも狙った!今までは目をつぶってきた!だがそれも今日で終わりだ!」
レイカ「私はアズちゃんと仲良くしようと思っているわ……例えアズちゃんが拒んでも話し合えば人は仲良くなれるもの!」
アズ「レイカさん………あなた、平民の出の分際で交際も結んでいない王家の方々にだけではなく、公爵令嬢の私にまでその口調なんて、無礼が過ぎますわ。」
リクレイシア「貴様!!レイカを侮辱するか!!」
レイカ「リク(愛称)……!アズちゃんも、きっとなにかすれ違いがあっただけなのよ…!」
アズ「あら、すれ違いもなにも、ただ私が思ったことを言っているだけですわ。レイカさんこそ、聖女は公爵と同じ地位であると定められているのに随分とまぁ……上からですわね。聖女が現れた国は救われる………なんて言われていますが、その聖女サマが言うのは綺麗事だけ。現実味の何一つもない。まるで、みながあなたのような大層ご立派なお花畑だとでも思っているようですわ。あなたが現れてから、兵の怪我などは減りました。ただ、税は前もまた上がりましたわよね?この国を良くしたいと言うのであれば、聖魔法で怪我人を治すだけではなく、もっと努力なさったら?」
リクレイシア「お前の愚行にはヘドが出る!!レイカは毎日聖魔法の鍛錬に励んでいるんだぞ!!そのうちにお前は何をしていた?!レイカに嫌がらせをすることが大層楽しかったんだろうな!!もう茶番は終わりだ!今をもち、アリシクア・アズとの婚約を破棄し、アリシクア・アズを斬首刑とする!!」
レイカ「リク…!それは重いです!!」
リクレイシア「レイカ、あいつを生かしていたらまた君を狙ってくる。そんなのは耐えられないんだ。」
アズ「…………」
リクレイシア「兵!こいつを牢に連れていけ!」
兵「はっ!」
アズ「いッ!?(手首を掴まれて、その上から血が止まるほど強く縄を巻き付けられる)
」
リクレイシア「これでもう大丈夫だ、レイカ。」
レイカ「リク、でも、私のために………嬉しい!」
兵「付いてこい!」
(縄を引っ張る)