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※この作品は二次創作です、原作には何も関係ありません。
新参者ですので口調、性格などが曖昧な部分があります
腐として意識して書いていませんが、製造ラインが腐っています。
これらの事が許せる人のみお読みください
このクソみたいな人生で泣いたことは何度あっただろうか。
改めて至極どうでもいい事を振り返ってみた、が答えは出なかった。
泣いたことより無理やり自分の意思を押し殺して乾いた笑いを浮かべた事と怒鳴り散らかした事のほうが圧倒的に多かったからだ。
一生日の目を浴びない埃を帯びた舞台袖、見掛けだけ繕った真っ赤なベールを隠れ蓑にして立派な成人男性であるにも関わらず情けなくこんなにも顔を汚して泣いている僕とは相反して。
あちら側の世界からは僕の心を、もっと深い何かを鋭い刃物で抉り取る様に喧騒にも近い子供たちの他人を考慮していない大きな声が聞こえる
――あぁ、耳を防ぎたくなるほど不愉快で、憎たらしくて、妬ましくって、愛らしい。
僕の身体はその声に呼応して更に震え、脳がサイダーの様に痺れて末梢神経が次々と自滅する様に弾けた。疲労に染まった手指は経験したことない、痛みをも凌駕した痺れに襲われ思い通りに動かせない。
それが何よりも情けなくて
動く事ができないという事実が、現実から目を背けるなと言っているように感じた
勿論、こんなことが毎日では無い。
子供の笑い声で元気を貰う…と言うほどではないものの不快感を感じるほどではなかった
「夢」
――この単語が出てくるまでは苦しくなかった筈なのに。
僕が手を引いて送り出したはずのあちら側の世界で、あの子は何を思っているのだろう。ふとそう思った
楽しい?嬉しい?
もう分からない、頭が働こうとしない。
子供に罪は無い、そもそも円満ではなかったとはいえ別れている時点で他人の人生に口出しするのも可笑しな話だが。
頭では分かっていてもどうも納得いかない自分がいる
あの女の子ならこいつも地獄に落ちる、優しくする義理なんてない、そう理性のない形容しようのない何かが囁いてくる。僕がそれを期待しているからだ
「お兄さん、おかあさんのお友達なのー?」
そっくりだった。
想像よりもずっと幸せそうで、自分を裏切った誰かの堕落なんて待っていなくて、名ばかりの慈悲も何もない純粋な関心に息が詰まった
「………お兄さん、なんで泣いてるの?」
その問いに、答えることは今の僕には出来なかった。
寝落ちした後のような、体だけが鉛のように重く頭が冴えている妙な感覚に襲われる。
山場を過ぎると思考を犯す高揚感に身を任せて、逃げるようにスタジオを出た。誰にも逃げられたくなかったのに、僕自身が逃げた。
夢を捨てた後悔と向き合うことに