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其処には立ち込める強いアルコールの匂いと花束を抱えたあなたの姿があった。
やぁ、蘇芳クン元気かい?
はは、あ、はい、。元気ですよ。日向さん。
何やってるんですか、こんな所で。
んー、お仕事かなぁ?あは、何かヘン?
この人はちょっとおかしな人だった
初めて会った時ドラックでもキメてるんじゃないかと思うぐらいにヘラヘラして、話の伝わらない人。
名前を呼ばれないと自分に話しかけてるのかも認識出来ない駄目で、社会的に価値のないような人。
そんな人に恋をするなんて僕は何を考えてるんだろうな。
日向さん、おはようございます。
そう言いながら少し色の燻んだ青色のカーテンを開ける。
ん〜、おハよう蘇芳クン
歯を見せて笑う癖は昔からなのだろうか、
それとも俺といてから出来た癖なのだろうか。
そんなの関係なかったのに、俺には知っても意味のないことなのに。
どうしても、この人と、そう、日向さんと居ると知りたくなって、苦しくなる。
日向さんが愛おしく見える。
僕はおかしいんだろうか、それともこれが普通なのか僕には分からないけど、この幸せが、この生活がずっと続けば良いのに、僕はそう思うことしかできなかった。