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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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俺は昔から会話が苦手だ。




まともに話せるのは両親と弟くらいで、




幼い頃から人と対等にコミニケーションを取るというのは、自分にとっては難しかった。




一つ話題を話してみても、うまく続けられる事が出来ない。




お陰でこの高校2年生まで友達など一人や二人程度しか出来たことはなかったのである。




だが俺も今年はやっと友達らしい人が出来た。



名前は柊木 誠斗ひいらぎ せいと




俺より断然明るくて、運動神経の良い、 

気前のいい奴。




休み時間に話しかけてくれたり、 俺が勉強教えてみたり…



そんな平凡な毎日、何かと、少し充実した人生はそれなりに送れているであろう…。




そんな俺は今日も朝から起きて、支度して



お母さんに挨拶し、弟と朝食を食べて、



無言で家の扉を開け、学校に向かう






教室では窓側から2番目の列、前から3番目の席。




何故かいつも1番窓側の俺の席は空いていた。




俺はいつも眠いが、あくびもせずに、席に着く。





そして鞄の中から取りだした、俺の大好きな小説家の本を開いて読もうとした瞬間。






誰かの手が俺の肩をぽん、と叩いた。






「よっ!おはよ!深雪みゆき!」






彼は俺の眠気を全部捨て去るような爽快な笑顔で此方を見て挨拶をした。






「あぁ、おはよう。」






俺を微笑みながら誠斗に挨拶を返す。




今日も少し退屈で少し楽しい、一日が始まる。








虚構 と 散り行く 週末紀行 .

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