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暑い暑い7月某日。
俺は野球部で親友そして恋人のシャケことシャークんは水泳部に所属していた。
夏休みにはいる前最後の日。俺は野球 部の夏休み明け期間の練習について部長として顧問と話し合う必要があり、部活がなかったシャケを先に帰らせた。
「金城。お前のスマホずっと鳴ってるぞ」
そう顧問に言われ気づいた。
「え?、あぁ……。出てきてもいいですか?」
けたたましく鳴り続けるスマホを握り部室を出た。
着信先はNakamu。何かあったんだろうか。
「ん?どうした?Nakamu?」
「どうしたってお前!シャケが車に轢かれて今救急搬送されてんだよ!!!早く来いよ!!」
「は…!?なんで?!」
「知らないよ!おれにキレないで!おれ付き添いとして病院行ってるから!」
今すぐにでも帰りたい。
が、生憎話し合いは予定より1時間伸びてしまい、病院の面会時間に大幅にオーバーしてしまい行くことができなかった。
次の日の朝。
学校を休んで会いに行こうと荷物をまとめていつもとは反対の電車に乗り込んだ。
「あぁ…!金城さん!中村さんから話は聞いてました。どうぞ、お入りください。!」
そう看護師にそそのかされて病室に入る
「邪魔すんな!!」
「でもおとなしくしていただかないと!」
「やめろよ!!!!離せ!!」
「シャケ…、?」
頭に包帯、腕にも包帯、足にも包帯。
かわり果てた彼はベッドの上で看護師と取っ組み合いをしていた。
「シャケ!?落ち着いて!!来たよ。俺。」
「誰だよ!!何も覚えてねぇんだよ!俺!!なんでだよ!!!!!クソが!!」
「ねぇ、しゃけ!俺の名前は!」
「……、知らねぇよ……覚えてねぇよ……。」
とんっと俺は肩を押しおとなしくなったシャケを寝かせる。
看護師も 「ありがとうございます! 」と病室を出ていき2人きりになる。
「なまえ……名前……見たこと……ある……絶対………。誰……だっけ…………。 」
俺のことは見覚えがあるようで頭を抱えて悩み出す。
その時思い出した。
俺の左手薬指とシャケの左手の薬指に付いたペアリング。
お互い高校生だからと言って1000円くらいの安めのペアリング。思い出すかも。と思い見せてみる。
「……ひっぐ……っ……っ…、」
「え?」
「分かる……分かるよ……。俺のことずっとずぅっと大切にしてくれてたのはっ……分かるよ……っ名前……思い出せないのが……悔しいッ………っ!」
「………、。きんとき。そう呼んで。」
いつか。思い出してくれますように。
コメント
1件
うわぁ……第13話、もう胸がぎゅーってなった😭💔 シャケが記憶失ってて、金城のことすらわからなくなっちゃってるのに、ペアリング見た瞬間に「大切にしてくれてたのは分かる」って泣き出すシーン、エモすぎてもう……。 「きんとき」って呼んでって頼む金城の切なさと、それでもそばにいようとする強さが刺さるよ…。 続きが気になりすぎる!早く思い出してほしいな…🥺💕