🖤side
🖤
『きす…していい、っ?』
震える声で樹に問いかけた。
男なのに気持ち悪いって、
メンバーのことをそんな目で
見るなんてありえないって、
拒絶されてしまうだろうか。
黙り込んでしまった樹を見つめながら、
内心バクバクで樹の返事をひたすら待った。
___樹は返事をするわけでも、
拒絶するわけでもなく、俺に優しいキスを
してくれた。
🖤
「じゅ、じゅり…っ、!?」
💙
「…何?」
「もっとディープなキスの方がよかった?笑」
樹はいたずらっぽく笑う。
樹のこの笑顔が俺は好きだ。
🖤
「そん…なんじゃ…ない、から…っ、」
きっと、今の俺の顔は真っ赤だろう。
もう…この気持ちを、この欲を、
俺は抑えきれない。
🖤
「…樹…ごめん、っ」
俺は樹を床に押し倒した。
💙
「…北斗、?」
樹が心配そうに俺の名前を呼ぶ。
樹は、しばらく考え込む表情を見せたあと、
いきなり俺を突き飛ばした。
🖤
「っ…、、!?」
あぁ…やってしまった。
俺はメンバーになんてことをしようとしたんだ…。
俺は…
自分の欲のために樹を利用しようとしてしまった。
🖤
「ぁ…ぁ、ごめんっ…お、俺…っ、」
「じゅりの気持ちも考えないで…っ、ごめん、っ」
「ごめん…っ、ごめん…っ ほんとに、っ ごめん…っ」
ひたすら謝り続けるしかなかった。
俺が樹にしようとしていたことは最低だ。
全身が後悔で埋め尽くされていく。
…そんな俺の様子を見た樹は、
なぜか笑みを浮かべていた。
____次の瞬間、
樹は、俺のことを押し倒していた。
すぐ目の前にある樹の整った顔。
俺も、樹も、目を見開いて驚いていた。
🖤
「…樹…俺と…ヤってくれるの、?」
俺の心は期待に満ちていた。
樹と一つになることを、ずっと、待ち望んでいた。
それが、やっと現実になろうとしている。
樹は悪魔的な笑みを浮かべたあと、
舌を口内にねじ込んでくる。
深く、甘いキスは、息ができなくなるほど
長かった。
🖤
「っ”…ふ…ぅ”っ、♡ ん”、ん”ぅ”…っ”…♡」
混ざり合う俺と樹のよだれ。
俺の腰を触る樹のいやらしい手。
甘く、汚い、俺の喘ぎ声。
すべてが俺の興奮材料になった。
💙
「…脱がしていい、?」
樹にそう聞かれたとき、
俺はこう答えた。
🖤
「…俺のこと…樹の好きなようにしていいよ、っ」
これは完全なる本音だ。
樹にならナニをされてもいい。
俺の全てを、樹に捧げたい。
樹は手際よく俺の服を脱がしていく。
樹の顔は、完全に雄の顔だった。
🖤
「……はやく…っ、樹の挿れて、っ…?」
はやく挿れてほしい。
はやく一つになりたい。
メンバー以上の関係に…なりたい。
すると、
樹は俺の腰をがしっと掴み、
勢いよく肉棒を突っ込んでくれる。
🖤
「ぁ”…へ…っ”…♡♡」
「じゅりと1つになれたぁ”…っ”…♡♡」
ナカは窮屈で
樹の肉棒に圧迫されてて苦しい。
でも、それ以上に樹と一つになれたことが嬉しい。
💙
「…北斗のナカ、すっごい締まってる。笑」
「そんなに俺のちんこ好き?笑」
樹はいたずらっぽく問いかける。
俺は樹の問いかけに弱く頷く。
樹は、そんな俺を見て、
満足したような笑みを浮かべた。
樹の腰を振るスピードが徐々に速くなる。
🖤
「ぁ”、ん”っ”、!?♡」
「はやぁ”ぁ”、っ”…♡♡♡」
「ま、っ”て…じゅりぃ”、っ♡♡」
「おれ”、っ…おかしくなっ”ちゃぅ”ぅ”っ”…♡」
部屋に響く濁音混じりの汚い声。
ナカをぐちゃぐちゃに掻き回され、
樹の性処理として使ってもらえることに
俺は少し喜びを感じていた。
💙
「…っ”、は…っ”、♡♡」
「ほくと、っ”♡ でる…っ”、♡♡」
樹の精液がどぷどぷと流れ込んでいく。
樹の絶頂と共に俺も絶頂に達する。
樹の細く、美しい体に俺の精液がかかる。
そして___
俺は、ゆっくり意識を手放した…“フリをした”。
俺と一線を越えてしまったあとの樹の様子を
見たかったから。
うっすら目を開けて樹を見る。
いつも余裕そうな樹の顔は、
珍しく焦っているような、後悔しているような…
そんな表情をしていた。
💙
「これは、お前と俺の、ヒミツの関係だ。」
樹は小さく呟いた。
まるで俺に…いや、自分に言い聞かせるように。
___ヒミツの関係…か。
当たり前だよな。俺と樹はあくまでもメンバー。
それ以上でも、それ以下でもない。
頭では分かっている。
でも…なぜか、少し…寂しかった。
やがて樹は、静かに後片付けを始めた。
____comingsoon💙🖤
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!