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月曜日の学校、いつもの朝。のはずだった。いつにも増して騒がしいし、みんなチラチラ僕のこと見てる気がする。
「ホームルームを始めまーす!」
若井先生だ。数日前の出来事なのに、ほんとにまぼろしだったんじゃないのかってくらいいつも通りだった。
「先生ー!!この写真なんですか!!?」
一軍のうるさい系男子が手を挙げた。
そいつの持ってるスマホに写ってたのは僕と先生が車の中でキスしてる写真だった。
「えっなんでそれを、、」
どうやら、近所の生徒が家の中から写真を撮っていたらしい。
その後先生はなんとか誤魔化して、ホームルームは終わった。
でも年頃の高校生には格好の話題でしかなかった。瞬く間に情報は拡散され、次の日から先生は来なかった。
新しく来た担任は、若井先生は家庭の事情で別の学校で働くことになった。と告げた。
本当にまぼろしになってしまった。
脳裏に焼き付く先生の姿を思い出しては布団の中でひとしきり泣いた。
連絡先も知らない。どこにいるかも分からない。
あんなことしなければ、今でも近くにいられたんじゃないのか、、
全てを後悔した。
胸が痛く、穴が空いてしまうくらい心が抉られて、ただただ辛さに打ちひしがれた。
(次の回から3年後くらいに飛びます!!
自分で書いてても、もっくん可哀想すぎる;꒳;)