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めっちゃぐr
ソナチ
ナチスがソ連の左眼を______
書斎の空気は、前よりさらに重く淀んでいた。
雨は止んだが、窓の外の暗闇は二人の心理の闇を映す鏡のように冷たく揺れる。
「…いくら何でも、殺害は可笑しい!」
ソ連の声が響く。怒りと恐怖が混ざり、唾を飛ばす勢いでナチスに向かって怒鳴った。
だがナチスはその言葉に耐えられず、低く震えた声で叫ぶ。
「五月蝿い!!」
瞬間、ナチスの手からナイフが飛んだ。
空気を切る音も、時間の流れも、全てが一瞬で止まったかのように感じられた。
ナイフはソ連の左眼に――
「あ”ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!?」
ソ連の絶叫が、書斎中に響き渡る。
その声は怒りでも悲鳴でもなく、純粋な痛みと絶望そのものだった。
手が震え、全身が硬直し、体温が血と痛みで染まる。
ナチスはその瞬間、膝から崩れ落ちた。
頭を抱え、冷や汗が額を伝い、呼吸は荒く、胸は締め付けられるように痛む。
「…俺…俺は…っ…」
声にならない呻きが口をつき、視界の片隅でソ連の苦悶の叫びを焼き付ける。
血の匂いが濃く漂い、書斎全体を支配する。
絶望、怒り、罪悪感――それぞれが絡み合い、二人の心を押し潰す。
ソ連は痛みと恐怖に体を震わせ、涙と血で視界が赤く滲む。
ナチスはただ膝をつき、頭を抱えて呻き続けるしかなかった。
この瞬間、二人の関係は、限界を超えた心理崩壊の渦に飲み込まれていった。