ibkがkuskに会う話
伊吹side
ん…、ここどこだ…?
…屋上?
さっきまで、たしか、志摩と犯人追っかけて…
それで、…えっと…
??「どうしてきたんですか?」
伊吹「…誰だ?」
??「私は、」
香坂「-香坂義孝 -」
伊吹「あぁ゛ ?」
伊吹「何いってんだ…、」
あれ、そういえばここって…、
香坂ちゃんのビル…、?
香坂「私は志摩さんの相棒でした」
香坂「私のせいで自分の好きなウイスキーが飲めなくなってしまったことが本当に申し訳ないです…」
香坂「さらには、”相棒殺し”なんて異名までついて、相棒失格です笑」
伊吹「…香坂ちゃん、泣かないで、志摩は香坂ちゃんのこと、ちゃんと”相棒”って言ってたよ」
香坂「…え?」
伊吹「香坂ちゃんが死ぬ直前に通報したとこの女の人、引っ越すことになって、香坂ちゃんのこと探してたんだよねー 」
香坂「私のことを?」
伊吹「うん、そんときにね、志摩と一緒にそこにいったのよ、そしたらその人に志摩ね?」
伊吹「”俺の相棒の刑事”」
伊吹「って、ちゃんと言ってたよー」
香坂「…そう、ですか、」
伊吹「そんでね、その被害者の人、今妊娠しててさ、香坂ちゃんにくれぐれも伝えてーって、」
伊吹「『あなたのお陰で、元気です』って」
香坂「へぇ、っ、」
伊吹「香坂ちゃん、顔ぐちゃぐちゃだよ笑」
香坂「よかった…、それに、志摩さんっ…、わかりにくいなぁ…笑」
香坂「ありがとうございます」
伊吹「いえいえー、」
香坂「今は、伊吹さんが志摩さんの相棒ですよね」
伊吹「うん、そだよー」
香坂「なら、こっちには暫く来ないでください」
伊吹「…そうだね」
香坂「志摩さんに伝えといてください」
香坂「『俺は元気です』って」
伊吹「…りょーかい」
香坂「それじゃ、さようなら!!」
伊吹「うん!じゃーね」
香坂「志摩さん、よかったですね。」
ピッピッピッピッ…
一定のリズムで電子音が響く一室
伊吹「…ん、…」
??「……?……き?」
伊吹「しま…、?」
志摩「いぶき、伊吹!!」
伊吹「おはよ笑」
志摩「こんのバカ犬!」
伊吹 ビクッ「えぇ…起きてすぐそれ、?」
伊吹「、って志摩、泣いてる…?」
志摩「泣いてねえよ」
伊吹「泣いてんじゃん笑」
志摩「また始末書三昧の俺が不憫で涙が出てる」
伊吹「やっぱ泣いてんじゃん」
志摩「伊吹お前、マル被に殴られて…」
回想
鉄パイプを振りまわす犯人
伊吹「それ危ねーから仕舞おうぜ?」
犯人「うるっせぇんだよ!!」
勢いよく振り回した鉄パイプが手からすり抜け、志摩の方へとんでいく
伊吹「志摩!!危ない!!」
ガンッッ
鈍い音が響く
志摩「いッッ…、?たく、ない…ッ!?」
志摩「伊吹!!」
伊吹「ッ〜…さ、すがに、やば…」
志摩「いぶきっ、いぶき!?ちょっと待ってろよ」
自分のショルダーホルスターに手をかける志摩
伊吹「、しま、」
志摩「なんだ、、」
伊吹「俺、生命線長いから笑」
志摩「ッ!!」
直後、意識を手放した伊吹
志摩「伊吹ッ、……脈はある…、」
警棒を取り出し構える志摩
志摩「あのあとなんとか捕まえて、そこからまる1日だ」
伊吹「え、1日!?」
志摩「ああそうだ」
伊吹「そっかぁ〜…、ごめんね」
志摩「なにが」
伊吹「寂しい思いさせちゃって、怖かったよね」
志摩「いいえー?全然ー??」
伊吹「…寝てる間にさ、見たんだよね」
志摩「何を」
伊吹「香坂ちゃんと話す、夢…?みたいな」
志摩「っ!?…、」
伊吹「香坂ちゃん、ちょー後悔してた」
志摩「は…?」
伊吹「自分のせいで志摩にいろんな迷惑かけたって」
伊吹「志摩に伝えてって、」
志摩「…」
伊吹「『俺は元気です』だってさ」
志摩「…!」
伊吹「あと、暫くこっち来ないでだってー」
志摩「…笑、そうか」
伊吹「志摩もだめだかんね!!」
志摩「了解、”相棒” 」
コメント
1件
あ、ちょっと 泣きましたね…ほんといい話すぎる 高坂ちゃん 生まれ変わって私の元へ… (やめい)