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それは、日本の東京で撮られた映像だった。映像の中の男が不機嫌そうな顔で呟く。
『ほんとぉに金くれんだろな』
『えぇ、大金を約束しましょう。貴方の妹さんを助けてなお有り余るほどの金を』
友永が胡散臭そうな口調で答える。
『ちっ、分かったやりゃいいんだろ。』
そう答えると男は右手でピースを作り自己紹介を始めた。
『山根浩二、歳は多分18。今からヤクザの事務所に単身乗り込み行ってきやーす』
そう答えると、目の前にあった2階建の建物の扉を勢いよく蹴り破った。
『なんだ?あの扉腐ってるんじゃないか?』
たった1発の蹴りで壊れた扉を見て、思わずアメリカ支部の会長レクス・デップが口を挟む。
『いいえ、ちゃんとした強度の扉でしたよ。』
冷静に答える友永は嘘をついている様には見えなかった。
映像はというと、扉を蹴破った男に続き室内に移った。
『なっ、なんだてめー!』
『どこぞの組のもんじゃぁ!』
怒りに表情を歪めた10人以上のヤクザ者が、ドスや金属バットなどを装備し、山根の前に立ちはだかる。
『御託はいいからかかってこいよ。チンピラ共』
対する山根は冷静沈着、冷や汗一つかいていない。
『滅多打ちにしちゃるわ!』
ヤクザ者達が一斉に飛びかかる。
が、山根はその一撃一撃を正確に見抜き紙一重で避けていく。そして、避けた瞬間目に見えない程のスピードで軽く顎をこついてやる。
側から見れば不思議な光景であった、山根に飛びかかったはずのヤクザ達が一瞬にして地べたにうつ伏せで寝ているのだ。
まるで、魔法だ。 拳が見えなかったぞ
会議室は、興奮で包まれていた。
『とりあえず、下っ端は片付いたな。』
汗一つかいていない、綺麗な顔で微笑みかける男には恐怖さえ感じる。
2階へ歩いていく山根を追ってカメラが進む。2階の廊下へ差し掛かる瞬間だった。
バンッ。耳を劈くような発砲音が聞こえる
『退がれ、友永さん。どうやら親分は銃持ってるようだぜ』
一瞬にして会議室には緊張が広がる、さすがに素手で、銃は厳しいだろうと皆そう感じているのだ。
『位置は、廊下の奥か。よし!友永さんカメラだけ覗かせて撮ってろ、流れ弾が危ねえ』
それだけ言うと、山根は廊下に飛び出て銃を構えた親分に向かい猪突猛進していく。
『舐めんな!クソガキが!』
バンッ。またもや銃弾が撃たれる。
その瞬間山根の目がグッと開く。そして、無言で体を捩り銃弾を回避する
『あ、あぁ?まぐれだ!』
続け様に銃弾が撃ち込まれる。
1発目は難なくよけた、だがその避けた場所にもう1発撃ち込まれていた。
ガギンッ、肉体に撃ち込まれたにしては大袈裟な音がなる。
『ッ…危ねぇ、ドスくすねといて良かったぜ。』
ドスだ。先ほどの戦闘で奪ったドスで弾丸を受け流したのだ。
『ちっ、くそがぁ!!』
カチッカチッ。引き金を引くがもう弾丸が発射される事はない。
『弾切れみてぇだな。』
弾切れを確認すると山根は、一瞬にして親分との距離を詰める。そして、振り下ろしたドスで親分の肩から腹にかけてを大きく切り裂いた。
『よし、これにて一件落着だぜ!』そう悍ましい笑顔で叫ぶ山根を最後にその映像は終わった。
『生身で武装した集団を瞬殺。銃を持った相手にも余裕で勝利を収めた。このような人間が日本にはいるのだ!』
『更に、この人材に引けを取らない。もしくはそれ以上の人材を更に4人見つけている。どうだ探索を託す気になったかね!』
そう友永は自信が満ちた表情で言い切った。
もう、反論の声は聞こえなかった。
コメント
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うわっ、2話目もすごかった…!山根くん、扉蹴り破るとこからもうカッコよすぎるし、銃弾をドスで受け流すシーンはマジで鳥肌立ったよ😭💕 ヒョロそうなのに無双スタイル、めっちゃクる…!友永さんの「引けを取らない人材が他にもいる」って伏線も気になりすぎて続きが待ちきれないよ〜!