テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
晴彦はとぼとぼと街を歩いてるとこの子を拾って下さいと書いてあるダンボールに9本の尾っぽのキツネが入っていた。
「コーン。」
つぶらな目でこっちを見る。
「ヨシヨシ可哀想に。」
愛しそうにスーツの中に入れて帰宅した。
ソファに座らせて冷蔵庫から厚揚げを取ってきて食べさせる。
「コーン。」
「そうか美味いか。」
頭を撫でると嬉しそうに尾っぽを振る。
草臥れたのか眠りにつくとどんと体が重くなる。
慌てて目を開けると銀髪の美青年が股がっている。
「オラを助けてくれてありがとう。」晴彦の首筋をぺろりと舐める。
「お…お前妖狐だったのか。」
「オラは九尾だ旦那。」青年はケタケタと笑う。
「降りろ重い。」晴彦は怪訝そうな顔で起き上がる。
「ちぇ遊ぼうと思ってたのに。」
「俺は男とヤるつもりはないぞ。」晴彦の言葉を聞いたのか美女に化けて誘惑する。
「旦那これでも遊ばないのかい。」
「あのな…。」口では否定するが体が反応する。
「下が大きいぞ。」青年はすーと指でなぞる。
「やめろ。」
「ここは興奮してるぞ。」晴彦はムキになり押し倒す。
「大人をナメるなよ小僧。」
青年はドキドキと早鐘を打つように心臓が高鳴る。
「小僧とは…お前の目が鷹のよう だ。」
「お前が誘ってきたんぞ。」青年の着物を剥ぎ取って乳房をさらけ出す。
「お前…オラが女の姿だからって。」
「今更後悔してるのか?さて責任取ってもらおうか。」晴彦は青年の体中を口で這う。
「…ぁ。」小さく声を出し顔を横に向ける。
「どうだこれが大人の魅力だ。」
「参ったもうしないから…。」
グッと顔近づけて「まだお楽しみはこれからだ。」と囁いて唇を貪るように奪う。
青年は身を委ねる様に両手をあげて薄目で晴彦を見る。
「クチュクチュ。」攻めらる様にドンドン唇が深まる。
じんわりと胸元が汗ばむ。
尾っぽがフリフリとゆっくり揺れる。妖術が切れ青年の姿に戻ったタイミングで晴彦は唇を離し目を開ける。
「ご馳走様。」と唇に付着した口紅を舌で拭き取る。
「はぁ…はぁ…。」青年はフラフラと起き上がり再びキツネの姿に戻る。
「変な奴。」
キツネを引き摺りながら風呂場へ行きスーツを脱ぎ捨て湯船に入る。
「コーン。」
「風呂好きかお前。」
九尾を拾って少し孤独が和らいたそんな気がした。
「チュ。」晴彦がキスすると照れながら湯船に潜る。
「あんなに誘ってきた癖に可愛い奴。」
「コーン。」風呂場から上がり着替え寝室に向かう。
「お休み坊や。」
「コーン。」九尾を抱きしめて目を閉じる。朝に散歩に連れていく。
「きゅうちゃん早いよ。」
「コーン。」散歩を終えて歩いてると九尾が神社に向かって走る。
「こんた!」巫女は九尾を抱きしめて「ごめんなさいこんた」と涙した。晴彦は察してその場を去る。
「じゃぁねきゅうちゃん。」
寂しげに走る。
「コーン。」九尾は追いかけて来るが振り返らずに走った。