第3話次いつも夢で見る人、いつも言う台詞
お話は、前回から1週間後の日曜日。LIONで友達の、江ノ島健司(えのしま、けんじ)と連絡をとっている、その内容は。「どこ集合?」「吉田の家の前」「おk」というもの。吉田は、俺の唯一の女友達、そして幼馴染だ。今日はそいつの誕生日、「早いなぁもう1年経ったのか。」高校生になってから1年が早く感じる。高校に仲の良い友はいないがそれなりの成績、それなりの威圧感、それなりの語彙力。これらが合わさり物理的攻撃をしてこない。むしろ厄介だ。「今思い出すとあの人吉田に似てるな。そこでたしか、俺は、その人物に。いや恥ずかしいからここまでにしよう。」そろそろ行かなくては。あいつの家は僕の家から徒歩十数分今から行けば間に合う。
「いらっしゃい。」「お邪魔します。」この人は吉田笛子吉田の母だ。「上にいますよね?」「うん、早く行ってあげて。」「はい。」コンコン「入るぞー」「うーん入って。」これは確実だな。
次回近づく未来、遠ざかる過去