青赤×桃でち
なんか桃さんだけだとあれなので明日はいい感じの桃さん以外の他ペア描きたいなんかないですか?
あと土曜日なんでこの後夜もう一個上がりますそちらも見ろ
⚠️注意⚠️
・nmmn注意
・キャラ崩壊注意
・元カレ表現あり
・通報しないで欲しいです
・運営さん愛してます
昼下がりのダンススタジオ。
スピーカーから流れる音楽は止まり、鏡に映るのは、汗で前髪が張り付いた自分の顔。
ないこは息を整えるふりをしながら、ただ目を伏せた。
腹の奥が空っぽで、身体の芯まで冷えているような感覚。
けれど、それを言葉にするのが怖かった。
桃「…もうちょっとだけ、練習しよう。」
自分に言い聞かせるように、再生ボタンを押す。
扉が開く音。
りうらといふが入ってきた。いつもより少し早い時間。
赤「うわ、ないくんもう来てる!はやっ」
青「また一人でやってたんか、ほんま頑張り屋さんやねぇ」
笑いながら寄ってくる二人の声が、なぜか遠く感じた。
ないこは振り向いて、いつもの調子で笑おうとしたけど、口角が上がらない。
りうらが手に持っていた小袋を差し出す。
赤「うい差し入れのチョコ!後でみんなで食べよ〜」
ないこは反射的に首を横に振った。
桃「…俺、いいや。」
いふが眉をひそめる。
青「また食べへんの?昨日も昼抜いてやろ」
桃「うん、ちょっと…胃が重くて」
嘘だった。
でも、りうらの視線が真っ直ぐすぎて、まともに見返せなかった。
少しの沈黙。
やがて、りうらが静かに言う。
赤「ねぇ、ないくん。やっぱなんかあったでしょ?」
ないこは息を呑む。
何もないって言いたかった。
けど、いふがそっと肩に手を置いた瞬間、心の堰が壊れた。
桃「…この前さ、街で、元カレに会って。」
桃「なんか、笑われたんだよね。“変わったね”って。前より…“重そう”って。」
桃「元カレと付き合ってた頃は、元カレ体重管理厳しくて、お菓子も禁止だし、1kg増えたら罰としてお風呂場閉じ込められたから…」
桃「当時は好きだったし、頑張ってたんだけどさ、」
桃「別れてから、全部の鉛取れて調子乗ってバクバクご飯食べちゃってたから、太っ…ちゃって」
桃「で2週間前に街中で、しかも目の前で面と向かって言われたから、」
りうらの目が揺れた。
いふは口を開きかけて、何も言えずに閉じる。
ないこは続ける。
桃「わかってるんだよ。そんなの気にすることじゃないって。でもさ、身体が覚えてるみたいで…食べようとすると、胸がぎゅってなる。」
空気が静まり返った。
スタジオの蛍光灯が、やけに眩しく見える。
りうらが、ほんの少しだけ前に出て、ないこの手を取った。
赤「ないくん、そんなの聞かなくていいんだよ。」
いふも隣で、ゆっくりと頷く。
青「誰かに言われた言葉で、自分を苦しめる必要なんてないやんか。お前は、もうあの頃のないこちゃうやろ。」
ないこは唇を噛んだ。
桃「でも…どうしたら、怖くなくなるのか分かんない。」
その声はかすれていて、子どもみたいに小さかった。
りうらは何も言わず、ないこの肩を抱いた。
いふも背中を優しくさする。
青「泣いてええよ。泣いたって、弱くなんかないから。」
赤「怖かったね。一人で頑張ったね偉いよ」
ないこは、こらえきれずに小さく嗚咽を漏らした。
りうらの胸元に顔を埋めると、温もりが広がっていく。
背中に触れるいふの手が、ゆっくりと呼吸を整えてくれるようだった。
時間がゆっくり流れた。
泣き止んだころ、いふが紙コップを差し出した。
青「お水飲める?脱水症状怖いからさ。」
震える手で受け取る。喉を通る冷たさに、身体が少しだけ落ち着いた。
りうらが、差し入れのチョコを包みから取り出して、小さく割る。
赤「ほら、これ一口だけ食べてみない?無理にじゃなくていいけど、少しだけ“戻る練習”しよっか」
ないこは躊躇した。
けど、りうらの笑顔と、いふの優しい目を見て、ほんの少し勇気が出た。
口に入れた瞬間、舌の上に甘さが広がる。
桃「……あ、」
喉が詰まりそうになりながらも、ゆっくりと飲み込む。
りうらが微笑む。
赤「ん、食べれたじゃん。」
いふも頷いて、
青「それでええんや。今日はそれで、十分やで」と呟いた。
ないこは視線を落としながら、小さく笑う。
赤「ありがと…なんか、あったかい味した。」
りうらが肩に手を置いて、優しく言う。
赤「りうらのおまじない入りだからねー。」
いふが笑って言葉を重ねた。
青「せや。次は一緒にご飯行こな。ちゃんと、楽しく食べよ。」
赤「りうらね渋谷にいいお店あるの知ってるよ!こないだほとけっちと行った所なんだけどさ雰囲気良かったから今度3人で行こうよ」
ないこは少し照れくさそうに笑った。
桃「…うん。約束ね。」
鏡に映る三人は、もう泣き顔じゃなかった。
少しだけ、穏やかに笑っていた。
スタジオにまた音楽が流れる。
けれど、もう焦る必要なんてない。
今この瞬間、誰かの優しさで心が満たされていく。
それが、どんなご馳走よりも、いちばん“あたたかい”と思えた。
絶賛大風邪引いてて笑えないお熱38.2あります平熱低いのに私
コメント
8件
最近毎日投稿ありがとうございます🙏🏻 普段お兄さん達に支えられている赤くんが桃さんのことを助けてるのを見ると微笑ましいです、、 弱ってる桃さんもかわよい🫣 最近気温差やばいですよね、平熱が低い人の38度は普通の人からすると40度ぐらいらしいです(( 無理しないで休んでください😭
なんか最近ずっとバグっておりまして、いつものいいねとかを押せる画面に上手くいけなくなってしまって押したいのにいいね押せないので気持ちで1万いいね押しておきます😭ごめんなさい😭たまに運良くいいねの画面にいける時があってその時に爆押ししておりますので😭本日の作品も神作すぎました...体調が早く良くなるように遠くからおまじないしておきます!
赤青さん、桃さんの気づいてて仲間思いで泣ける😭😭桃さんも2人の優しさに安心して泣いてるのが本当に信用してるんだなって思って感動する🥹🫶🏻 るー様が書いてくれる作品なら桃さん、右でも左でもどちらでも良きです!👍🏻次の投稿もゆっくりでいいので待ってます︎🙌🏻