テラーノベル
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最高に機嫌が悪い渡辺を抱きしめる。
腕を振り払おうとする。
強く抱きしめてキスをする。
渡辺ーんっ・・んっ・・。
目黒ーごめんね。
渡辺ーう〜。
目黒ーテープだけになったんだね。
渡辺ーん。
目黒ー洗顔もお手入れも出来るね。
渡辺ー風呂も入れる。
目黒ーそれはダメ。俺が綺麗にしたいから。
渡辺ー悪戯するじゃん。
目黒ー嬉しいからいいでしょ?
渡辺ー嬉しくないわ!
目黒ー喜んで・・
渡辺ーバカバカバ〜カ。
結局、渡辺は目黒に洗われる。
もう、自分の家に帰った方がいいんじゃないかと思っている。
仕事も、ずいぶん前からしている。
多少の不自由さは残るが、やっていける。
目黒に明日帰ると言う。
心配されるが大丈夫と言う。
家に帰ってまず掃除して洗濯。
綺麗好きの渡辺は帰ってすることがあれこれある。
手を労りつつ頑張るだろう。
目黒に手紙を出してた女が戻ってきた。
整形して名前を変えて清掃員として、フジテレビに派遣されてきた。
女は渡辺に強く恨みを持っている。
目黒から手紙がもらいたかったのに。渡辺が邪魔したと思っている。
優しい目黒は、ちゃんと返事を書いていたと思っているのだ。
女は整形して前より綺麗になっている。
今の自分なら、目黒も振り向いてくれるはず。
ここで働いていれば、目黒に会える。
清掃をしながら、目黒の仕事のスタジオを探す。
簡単に見つかると思っていたがなかなか難しい。
共演者の楽屋が分かった。
後を付いて行く。
スタジオも分かった。
でも、ドアが閉まってしまう。
今日は静かだなと思っているとロケに出ていたりする。
こんなに近くにいるのに会えない。
楽屋のドアの下から手紙を入れる。
ドア前に警備員が立つ。
どこまでも邪魔をする。
ただ好きなだけなのに。
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