テラーノベル
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#ネタバレ注意
『先上がりますー!』
金曜日PM9時
私はいつものようにバイトを終え、家路を辿っている
…なんでこんな時間までバイトをしているかって?
限界一人暮らしJKだからだよっっ!!!
あ、なんで高校生なのに一人暮らしってのかというと
お母さんと大喧嘩して、反抗の印ってことで自分から一人暮らしを要求したの
だから生活費も食費もぜーんぶ私が払わないといけない
…一人暮らしするなんて言いだすんじゃなかったぁぁ…
そう、私は絶賛後悔中である
『はぁ…夏休みの宿題やらないと』
夏休みが本格的にスタートしたので、早めに終わらせないといけない
学期初めのテストもあるからその対策もしないと…
『よし、こんなものかな』
私はワークを閉じた
『…ん、何このメール?』
気休め程度にパソコンでネットサーフィンをしていると、ある一通のメールが届いた
『…なにこれ、』
そのメールは全文英語だった
いや…フランス語か
なんとなく翻訳をかけてみると、フランスのどっかのサッカーチームからのメールだと分かった
いやなんで??
『クラブ名は…PXG…?』
検索でかけてみると、なにやら新世代ワールド11傑という称号を掲げている選手がいるらしい
何かよく分からないけど有名なクラブチームで凄いらしい
『えーっと…我がチームの選手成長のためにホームステイをさせてください?』
はぁ?!?!
『なにこれ意味分かんないんだけど!!!!』
ほ、ホームステイって海外の留学生が日本の家で日本人と一緒に暮らすってやつだよね…
なんで有名クラブチームがそんなことやってんだよそんなことやってる暇あったら練習してろよ!!!
『とりあえず拒否しとかないと…えーっと…』
フランスは前行ったことあるし、わかるはず…確か拒否って単語は…
…いや待てよ
普通、有名クラブチームがこんなメール送るか…??
こんなことやってたら炎上待った中だし普通やらないはず…
そうやって全てを諦めた私は寝ることにした
今日は華の土曜日!!
…18時からバイトあるけど
はぁ…午前中にいっぱい楽しむかぁ
ピーンポーン
『何か頼んだっけ…?』
そう思いながらドアスコープを覗いた先には…
『…誰?』
見知らぬ男性がいた
こ、これって出ていい系?
もし宗教勧誘とかだったらどうしよう…
いや、否!高校生なんだしここはキッパリ言い返さないと…
『あのー!そういうのやめてもらっていいですか?』
そう言いながら私はドアを開けた
『え、』
いや本当に誰?!
いざドアを開けてみると、金色の髪が特徴的な顔の割に背が高い男性が立っていた
「ン、」
『つ、つけろってこと?』
目の前の人がイヤホンを渡してきた
コクリと頷いたので付けてみると…
「俺、シャルル・シュヴァリエってゆーの!」
『…は?』
とりあえず聞きたいことと状況が飲み込めないので家に入れてあげることにした
『…普通に麦茶出せないけど…いい?』
「えー?マカロンないのー?」
『そんな高価なもの家にあるわけないでしょ…ていうか!』
『このイヤホンはなに?!』
「あー、それ?それは…名前忘れちった!」
『は?』
…クソガキ…
「えーっと…確か翻訳できる…テキな?」
『な、なるほど…?』
この言い草じゃ、このクソガ…男性は外国人だということが分かった
だから最初喋れなかったのか…
…ん?外国人…?
『とりあえず聞きたいことは山ほどあるけど…』
「えー?なになにー?」
『なんで私の家に来た?!』
「昨日メールで送ったじゃーん?」
『え…?』
最悪な予感が的中してしまった
『…私にはサッカー選手をホームステイさせる趣味になんてないけど?』
「えー?でもロキから1000万円銀行に振り込んでたって…暗証番号は1…」
『一旦黙って!!』
…でも、1000万円かぁ…
余裕で1年は安泰に暮らせるぞ…?
『…ホームステイする期間は?それと、個別の部屋なんかないけどいい?』
「えーと…ロキからは8月31日までだって!」
ちょうど私の夏休みが終わるちょうどか…
『…ま、1ヶ月ぐらいならいいけど…』
「えー!ほんと?!」
このクソガキは大はしゃぎした
「…あ!そうだ!オネーサンの名前は?」
『…樋口秋葉』
これから…シャルルと私のホームステイ生活が始まった
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