コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
あれから3時間目までの授業が終わり次は移動教室…なのだけど…
「劉磨、体調大丈夫か…?」
「さすがに…だりぃから保健室で寝てくるわ。」
「1人で平気?」
「大…丈夫。」
重そうな体を引きずるようにして劉磨さんが歩いていく。
もしかして…今朝のことと関係があるのかな…?
「花月は劉磨のこと心配か?」
「うん…。」
「たぶん大丈夫だよ……でも今は花月は近づかないほうがいいかも。」
「え…。」
(「ごめん、気にしないで。次の教室に行こっか。」
そういって向かった先は理科室。
人体模型や骸骨がなんとまあ…科学的な…それにいろんな道具も置いてある。
「見て~!僕骸骨~!!」
桃瀬さんが操り人形のように骸骨の標本を使って遊んでいる。
「かわいいぞ、奏。」
「ちょっと聖、僕が欲しいのはそんな反応じゃないよ~。」
「花月、どうかしたか…?」
「ごめんなさい、私、劉磨さんの様子見てきます!」
「あ、花月、待って…。」
止めようとする桃瀬さんの手を振り切り廊下へと走っていた。