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:今回:
ʕ•ᴥ•ʔ渡辺目線
翌日。
宮舘:……。
渡辺:……。
俺が涼太にキスしてから、何気に、涼太との距離が遠い。阿部でさえ、「ゆり組どうした?」と言ってくるくらいだ。……距離が遠いっていうか、避けられてるな、これ。だって…。
渡辺:涼太~~
宮舘:ッ!?翔太!! ごめん、おれ、阿部のところに…ッ!!
こればっかりだ。俺が話しかけると逃げていく。…まぁ、昨日あんなこと言えば、当たり前だけど…。少しイラついてしまった俺は、涼太の腕を引っ張り、後ろから手を回して抱きつく。
渡辺:…行くな。
耳元でそう囁いて。涼太は、びくっと反応し、振り向く。
宮舘:……へ…し、しょう…ッ
佐久間:はいぃ、ストップゥゥゥゥ!
渡辺:はぁぁ!?
俺と涼太の甘い空気を、見てられないと飛び込んできたのが、佐久間だった。俺の腕を振り解き、涼太を抱き寄せる。
佐久間:忘れてるかもだけど、舘様は皆のだからね!!目の前でイチャつくな~~~!
ぷぅ、とほほを膨らまし、俺を睨む。
渡辺:は?うるせぇ!みんなの涼太なら、俺の涼太でもある!
ムキになって佐久間に言い返せば、2人で睨み合いを始める。見てられない、とまたまた飛び込んできたのは、目黒だった。
目黒:…はぁ、2人ともそんな喧嘩してたら、舘さんがいずらいじゃないですか。ね、舘さん?
大人の対応…みたいなので俺と佐久間を宥める目黒。涼太は少し混乱していたらしく、目黒がきて安心した様子だった。そんな表情に、俺は少しムッとする。
渡辺:……何、目黒も涼太目当てで来たわけ?
少し乱暴な言い方にはなったが、今の俺は不快の絶頂。涼太は、「そんな言い方するな」と、俺の事を軽く睨んだ。でも目黒は、 「……?はい。」 と、俺の言葉に少し疑問気に返事をした。
目黒:…だって舘さんは俺のでもあるんだし、いいとこ見せとこうと思って。
そういって、涼太に笑みを見せる。そして、確かに聞こえた。
目黒:舘さん、今日ご飯行きません?
そう、誘っているのを。
[完]