テラーノベル
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二人の血が共鳴し、部屋中に満ちる赤光がさらに輝きを増す。
dnの腕を抱き寄せたまま、僕は目の前に立ち塞がる武装集団を睨みつけた。
「その個体を逃がすな! 鎮圧しろ!」
指揮官の怒号と共に、特殊な防護服を着た男たちが一斉に襲いかかってくる。彼らの手には、吸血鬼の肉体を焼く高周波ブレードや、銀の弾丸を装填した銃。
「dn、僕の動きに合わせて。……行くよ!」
「うん!」
僕が床を蹴ると同時に、dnの「血の枷」からも爆発的なエネルギーが放出された。
僕のスピードにdnの意識が追いついている。いや、血が共鳴しているおかげで、僕が次にどう動くか、彼には直感で伝わっているんだ。
シュンッ、と空気を切り裂く音を立てて、僕は敵の懐へ飛び込む。
一人が放った銀の網を、僕はdnと手を繋いだまま、空いた左手で掴み取った。本来なら火傷を負うはずの銀だが、今の僕らには、dnの強い生命力が守護の膜となって覆っている。
「はあああ!」
dnが僕の動きに合わせ、思い切り拳を突き出す。僕の魔力が彼の拳に乗り、ただの人間とは思えない衝撃波となって大男を壁まで吹き飛ばした。
「次は右だ!」
dnの叫びと同時に、僕は真横から迫る高周波ブレードを最小限の動きでかわし、その喉元に手刀を叩き込む。
僕が敵を怯ませ、dnがその隙を突いて枷から放たれる光の衝撃でトドメを刺す。
まるで一つの生き物のように、僕たちは戦場を舞った。
「馬鹿な……! ただの吸血鬼と人間が、これほどの出力を……!?」
狼狽える研究員たちを無視し、僕はdnを抱えたまま高く跳躍した。
天井に設置された自動迎撃システムが、無数のレーザーを放ってくる。
「mfくん、あれ!」
「わかってる。……全力で行くよ、dn!」
僕はdnの手を強く握りしめ、自分の中の全神経を「血の枷」に集中させた。
二人の血液が激しく循環し、心臓の鼓動が重なる。
一気に膨れ上がった紅蓮の魔力が、僕たちの右手に集束した。
「「うあああああああ!!」」
二人で放った渾身の咆哮。
放たれた巨大な紅蓮の光線は、レーザーをすべて飲み込み、施設の天井ごと敵のシステムを完全に粉砕した。
轟音と共に、天井から瓦礫が降り注ぐ。
静寂が戻った部屋の中心で、僕とdnは肩で息をしながら、互いの生存を確かめ合うように強く手を握り合ったままでいた。
「……やったね、mfくん」
「ああ……。最高のパートナーだよ、君は」
ボロボロの体なのに、不思議と負ける気なんて微塵もしなかった。
僕たちは、壊滅した施設を背に、再び自分たちの「明日」を取り戻すために歩き出した。
NEXT1000
勢いで書いたので上げときます…!書いててめっちゃ厨二病やん思いました笑
最近短いしコメントも読むだけで済ませちゃってごめんなさい、めっちゃ読んでます!
そして密かに推してる方々からコメ頂けると勉強増しますね((
またこれから夜勉してきますー!あ、恵方巻きはちゃんと食べました✨️
コメント
5件
戦闘シーンかっこよすぎです‼︎ 吸血鬼のmfくんがその能力で戦いそうな所なのに、dnちゃんが先頭立って戦ってトドメを刺すって所がとっても良いですね‼︎ mfくんの弱点はdnの生命力で守ってたり、共鳴してる、二人で居ないと成し得ないこと、って所が、二人の関係性とか絆の強さが表現されててとても大好きです‼︎やっぱり二人は一緒にいないと…! そして、夜勉お疲れ様ですーがんばれー!✨
最高すぎます! 自分勝手な研究をしようとした天罰が下りましたね! 研究者たちは当然の報いですね! ボロボロな状態でも圧倒して幸せな明日に向かっていくの神過ぎます!