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「なぁ兄弟、覚えてるか?去年ここで線香花火したよな」

「もちろん、覚えるよ」




「わぁああー!何ここ!!綺麗ー!!」

そらくんが興奮を隠しきれず言った。

「俺ここにきたら一個やってみたいことがあってんな」

サムライが持っていた袋から何かを取り出した。

「じゃーん!!線香花火ー!!」

「はぁ?」

そう言って取り出したのは大量の線香花火セットだった。

「夏ももう終わるやん?ドンキで激安セールしてたから大量に買ってきたんよ!!」


目を輝かせながら言うが俺となろっちは呆れて目を合わせた

「線香花火って言ってもまだ明るいよ?」

なろっちが苦笑しながら言う。

「遂に頭おかしくなったのか?」


「ほんまにお前ら分かってへんなぁー!」

俺達に指を指しながらサムライは続ける。

「細かいことは気にせえへん!!ほらやるぞ!!」

なんか結局やることになった。どういうことや

まぁでもこうなったサムライは誰にも止められない、まぁ悪くはないし付き合ってやるか


メンバーみんなで盛り上がりながら線香花火をやる。

「まぁたまには夕方にやるのもいいかもな」

かもめんが満足そうに言う


みんなで話していたら気づいたら夜になって線香花火が余計に目立ってきた。

「わー!もう夜じゃん!!」

「ほんまやん!!ここからが本番やー!」

あ、ダメだ。これはあと1時間は付き合わされてるな。


静かな波の音を聴きながら線香花火はみんなを照らしている。

セミの音とコオロギの音が聞こえてくる。

夏の終わりと秋の始まりを示すような音と線香花火の音。

「夏ももう終わっちゃうのかなぁ…」

なろっちが線香花火を見ながら言う。

「悲しいことも、楽しいことも沢山あったけどまだまだ始まったばかりだよね…!」


「…そうだなっ」

なろっちがすぅっと息を吸う。

「めろぱか、いくぞー!」

その声を聞いて俺達も顔を見合わせる。

『おー!!』

きっと俺らならなんでも乗り越えられる

そう思った日だった。




「じゃーん」

かもめんが袋を開けていて何かと思えば線香花火を取り出していた。

「なんかデジャヴだなw」

2人でやるからなのか去年サムライが持ってきた量の3分の1くらいだった。

「いつか夏が終わる前にまたみんなで来ような…!」

「おう…!」


あの日みたいに時間を忘れて夢中になって線香花火をしていた

帰路につくのが惜しくてまた連絡すると約束した。

次はなろっちもいるといいな、と淡い期待を抱きながら帰路についた。






いつかまた会えるのなら

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