本編です。
名前伏せてません。ご本人様には関係ありません!
ー不破side
俺は甲斐田晴が好きだ。
もちろん恋愛的な意味で。
男同士だから叶う筈がない恋だって分かってる。
だけど、俺の「好き」は誤魔化せる程小さくない。
でも、そんな甲斐田には好きな人がいるらしい。
その人は学校一の美女と言われている、俺と同じクラスの女1さん。もしかしたら俺の「好き」よりも甲斐田の『好き』の方が大きいのかもしれない。それに甲斐田は、俺とはただの” 友達 ”だと思っているから、
余計叶う筈のない恋だって現実を見せられている。
今日だって今まで通りの生活を送ると思ってた。
最初のうちは送れてた。
でも、それを壊すような出来事が起きたんだ。
女1「あのっ、不破くんっ!」
不破「ん〜?どしたん?」
女1「今日の放課後って空いてますっ?」
(今日の放課後………は確か甲斐田と帰る約束、、)
不破「空いてるで〜。」
(1日くらいしょうがないか。まぁ多分すぐ終わるやろ。)
女1「じゃあ教室で待っててくださいっ!」
不破「おっけー。」
(はぁ、だる。
女1さんって確か甲斐田の好きな人、、?
この呼び出し、甲斐田にバレてないとええなぁ〜。)
どうでもいいことを考えながら、歩いている廊下とは反対の校舎の廊下の窓を見る。暫くすると、思ってもいなかった事が起き、俺は目を高速瞬きさせる。
俺の好きな人がこちらを見てにっこり笑いながら手を振り、「不破先輩」と言っているかのように口をパクパクさせている。なんて愛おしいんだろう。
そうだ。今からそっちに行こう。
不破「……走るか。」
ダッ(走
ーーー
俺の好きな人はすぐに見つかった。
何故かって?そりゃ、オーラが凄いからだ。
(後ろ姿の好きな人は、友達と歩いてるようだった。)
不破「にゃはは、」
俺の口からは謎の笑いが出る。
多分俺に気づいていないこいびt………、、好きな人が可愛いからだろうか。
友達と話してる所に割って入るのには申し訳なさがあるが、今は取り敢えず一秒でも早く甲斐田と話したい為、後ろから抱きつく。
不破「かーいだ!!」
甲斐田「うわぁああっ??!?!」
甲斐田「っえ?!不破先輩?!?!さっきまで………」
不破「甲斐田に会いたくなって走って来ちゃった」
甲斐田「んもぉ〜不破先輩はいつも僕に会いたいとか嘘つくんだから……からかってるんですかぁ、?」
こう言ったって甲斐田は気づいてくれないようだ。 俺はいつでも甲斐田に会いたい。
そんなの、好きなんやから当たり前やろ……
不破「からかってないで?笑笑笑」
甲斐田「ァ、アノ、不破センパイ、、???」
甲斐田「周りからの視線がすごいので離してくれませんか、?甲斐田、目立ちたくないです。」
不破「あぁ、ごめんごめん。」
俺がいるとみんな必ず俺の方を見てヒソヒソ話す。
だから甲斐田と一緒にいると、甲斐田はすぐに逃げようとする。俺はずっと一緒に居たいのになぁ………。
不破「でも俺、ずっと甲斐田と居たいな?」
甲斐田「またまた、僕、そんな子供じゃないんですからね?!からかわないでくださいよぉっ?!!」
不破「にゃはは笑笑笑」
…………だからちゃうって!!からかってへんし!!
甲斐田「あ、そろそろ休み時間終わりだ。」
不破「おー、ほんまやん」
甲斐田「今日はサボっちゃダメですからね?、」
不破「頑張って、と、ハグないとサボっちゃうかもなぁ、?」
甲斐田「、頑張ってくださいっ、、!!」
甲斐田「………」
不破「ハグは〜?」
甲斐田「どれだけからかえば気が済むんですか?! ハグは流石に全女子に殺されるので無理です!!!
では!僕は教室戻るんで!」
女子の視線が怖い、女子に言われる、女子に殺される。 そんなん気にしなくてええのに……。
それに、からかってないって何回言えばええんやろ……。
こんなにグイグイ行ってもからかってる扱いされるもんなぁ、、、。
不破「分かったよー……。あ、放課後、呼び出しされたから先帰っててええで〜。」
甲斐田「あ、はい!わかりました!」
次は放課後から始まる予定です。
ではまた次会いましょう〜👋
コメント
1件
めちゃくちゃ最高ですありがとうございます😊