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あの知らない誰かの名前はレオと言うそうでした。
雀 : (普通に助けてもらったけどこれは…一体どうゆう状況…)
一体どうゆう状況…とは、レオは雀の手を握って歩いていたのです。
レオ : ねぇ君、名前あるの?
と、レオは言いました。雀はレオが自分に向かって聞いているというのはちょっと数秒遅れて気付きました。
だってここには、人がたくさんいるんですもん。それにみんなレオと親そうで、自分以外の誰かに言っているんだと雀は最初そう思いました。
雀 : ん、えと、名前は無い、よ
ちょっと慣れてないので口調もあやふやです。
レオは何か考えているような、ちょっと困ったような顔で『ん〜、そうかぁ…』などと呟いていました。
レオ : ねね、ちょっと俺に着いて来ない⁇
と、聞かれたもので、期待の眼差しを浴びて、断りきれず、雀はYESの返事をしました。
レオはるんるんと鼻歌混じりで空を駆けます、そのときレオは満開の笑顔、それに似合わず雀は渋々なお顔をしてレオに連行されて行きました。行ったのはいいんですが気付けばそこは雨がザーザーと降る場所で、いつの間にか、目の前の景色は変わっていました。
雀 : あ、あの、レオ、さん、
レオ : レオで良いよ
雀 : レオ、ここ、さ、
レオ : うん
雀 : ここ、なんなの、?
慣れない人に向かってのあやふやな口調は雀の精一杯でした。
雀は言えなかった本音をやっと口に出すことが出来、ホッと一息付きます。
そしてレオと雀が現在いる場所は、雀にとっての初めての場所、雨林です。
〜雨林〜
レオ : この雨に当たったら多分君即OUTだから気を付けてね〜
雀 : え…⁇…つまり酸性雨ってことですかねぇ…(震え声)
現代社会の問題を言うのは辞めましょう。なんかメタいです。
雀 : ていうか、なんでここにいると危ないって分かってんのに、連れて来たんです、か?
レオ : この先に、君に会わせなきゃ行けないと思う人が居るから
そういってレオは雀を連れて雨林の横穴の洞窟に入って行きました。
じめじめとした洞窟を進むと視野が広がりました。
なんだか開けた場所に来たなと辺りを見回す雀、それをお構い無しに進んで行くレオ。
いきなり、レオは足を止めてじっとします。
雀 : …レオ…?
レオ : …よ…
雀 : ん…?なんて言った…?
レオ : 着いたぁぁぁあああ
雀 : ビクッ
レオ : はぁぁぁ……疲れたぁ…
レオは突然大きな声でそう言いました。
雀 : え、ここ…雨降ってない
〜晴れ間〜
レオ : そ、ここは雨林の晴れ間でぇ、雨の降らない安全地帯〜…んで、ここに君に会わせたい人が居るはず、なんだけどぉ、
雀 : なんだけど…?
レオ : その人今不在っぽいや…
雀 : その人探すの?
レオ : ん〜、多分帰ってくるし、いいや
??? : レオぉ、君は大事な大事なお師匠様を探しはくれないのかい?悲しいねぇ〜…誰が君を拾ってあげたんだい?おや、可愛らしいチビがいるじゃあないか!こいつぁ私ごのみの弟子にしてやろうか
雀 : ヒッ…
レオ : げ、師匠…
雀 : レオ…あの人…?会わせたいって言ってたの…
レオ : ん、まぁ…あの人だよ…少しぐらいは顔合わせて大丈夫だと思ったんだよ、
??? : やぁやぁ!レオ、改めて久しぶりだねぇ〜、そこのチビも、怖がらないで
と言ってもすっごい暗黒笑みなレオの師匠らしき人物…
??? : チビのために自己紹介をしてあげよう!
と、胸を張って語る5秒前、
??? : え〜、ゴホンッ、私、君の隣にいるレオの師匠のモーガン、よろしくネ、おチビちゃん〜