この作品はいかがでしたか?
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コメント
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まさかの共依存系ですか…!!? 大好物です‼️‼️ どっちも屑って言うのがまた推せるポイントです🫵🫵 性癖にぶっ刺さりましたありがとございます!!
『 奴 は 手 段 を 選 ば な い 』
リ ク エ ス ト 「 愛 重 め ( 監 禁 系 ・ 屑 系 等 ) 」
あ り が と う ご ざ い ま す 🙇♀️
💚「私はどんな理由があろうとも欲しかったものは手に入れるよ」
私は何故こんなことを言ったのか
まさか,これがきっかけであんなことになるとはつゆ知らず…
数ヶ月前
密かに想いを寄せていた女研メンバーであるりぃちょと付き合うことになった
私と彼はとても浮かれていて
“メンバーになら”と,交際を始めたことを皆に伝えた
その時,誰一人として反対する者はいなかった
強いて言えば普段「しろまちカップル」として騒がれているしろせんせーは
🤍「俺のまちこちゃんがとられてもうたわ〜笑」
と弄ってきたがそれも女研メンバー特有のノリだ
私もりいちょも深くは考えず適当にあしらっていた
今思えばそれも,彼の本心だったのだろうか
そのあとは弄られながらも皆に祝ってもらい,夜も遅かったので眠りにつくことにした
数日後
discordで1人虚しく荒野行動をしていると偶然しろせんせーが入ってきた
🤍「おっまちこちゃーん1人なんですか〜?」
💚「悪いか?1人だよ。」
🤍「愛しのりいちょさんはどちらへ?」
💚「弄るな〜笑りいちょはニキニキに誘われて一緒に飲みに行ったらしい」
🤍「まちこは行かなかったん?」
💚「いや〜ニキニキとはまだ喋りずらいしな〜笑…っていうのは冗談で,誘われたんだけど仲がいい2人のところに割って入るわけにいかないじゃん?だから私は遠慮した」
🤍「ほ〜ん…なら俺と飲み行こうや」
💚「せんせーとか〜。まあいいよ?奢りね?」
🤍「奢りかよ。しゃーねえな,まちこ500円以内におさめろよ」
💚「なんも出来ねぇ!!」
🤍「冗談やって笑2人の交際祝いで特別に奢ったるわ」
💚「自分で言っといてなんだけど奢りはありがたい。ごちあざっす!!」
🤍「じゃあ〇〇時に××って居酒屋,集合な。遅れんなよ」
💚「はーい。楽しみにしとく〜」
そう言ってお互いにdiscordから抜け,私はノリノリで準備を始めた
そうして約束の場所に向かう為,家を出た私は
知らない道で迷子になってしまった
💚「あれおかしい…曲がる道間違えた…?」
辺りは見慣れない店や家ばかりで
自分が住んでいる街でもこんな知らないところがあったのかと驚いていた
が,そんな呑気なことを考えている場合では無い
スマホで調べようにも,充電がなくほぼ使えない状態に
もう無理かと半ば諦めているところに
🤍「まちこっ!!」
💚「えっせんせー…?」
奇遇と言っていいのだろうか
いるはずがないせんせーの声が聞こえ振り向くと,そこにはせんせーが居た
🤍「まちこ何しとん!?ここ全く道違うで!?」
💚「いや…迷子になっちゃって…それよりせんせーこそなんでここにいるの?」
🤍「俺はええねん。それよりほら,はよ行くぞ」
💚「あっうん!!…ありがとう」
🤍「礼はええから」
何故ここにきたのか,何故ここにいることがわかったのか
当時の私には考える暇なんてなく,ただ知らない道で迷子になっていたところにせんせーが来てくれて,そして見つけてくれたことに安心していた
💚「ってことがあってさあ〜?もうやってらんないよ〜」
🤍「それは可哀想やな。もう辞めてしまえばええんに」
💚「辞めれたら辞めてるよお。なんかもう逆に離れたら寂しく感じるんだよお」
🤍「大変なこっちゃ笑」
居酒屋でせんせーと飲み会,これは単なる“友達・女研メンバー同士”としての関係で別に不純な気持ちとか浮気中とかそうゆう訳でもない
まず事前にりいちょには連絡していたんだ
遅くならなければ大丈夫だろう
💚「は〜…喋った喋った…気が楽になったわ〜…」
🤍「普段のまちこからは考えられんくらい愚痴がでてきたな笑」
💚「ごめんて笑逆になんか無いの?せんせーの悩み」
🤍「ん〜…まああるけど…じゃあ聞いてくれるか?」
💚「勿論」
🤍「あんな,もし欲しかったものがいつの間にか何処かに行っちゃったけど,どうしてもそれを手に入れたい時,まちこはどーする?」
💚「欲しいものを手放しちゃったってこと?…ん〜私は諦めないで追いかけるかも」
🤍「ほ〜その心は?」
💚「だって,自分もどーしても欲しかったんでしょ?なのに知らない間に何処にいるか分からないような人に奪われて,すんなり諦められる?私は無理かも笑私は小さい頃から聞き分けは良かったけど欲しいと言ったものは絶対手に入れる主義だったから。私はどんな理由があろうとも欲しかったものは手に入れるよ。性格悪いけど笑」
🤍「…やんな笑まちこならそう言うと思ったわ笑」
そうせんせーが言った瞬間
私は意識が朦朧とし,深い眠りへと落ちていった
🤍「…やっと手に入ったわ…笑」
…此処は何処だろうか。
見覚えのない天井,壁,窓からの景色
此処には何も無くあるのはベッドのみ
とても殺風景で寂しさすら感じた
何より,可笑しいと思ったのは私の手首・足首についている“手錠”だ
ほぼ隙間がないと言えるほどがっちりつけられており,
鎖もベットに繋げられていてとても外せる状態では無い
誰がこんなことをしたのか,そんなことは考えなくてもわかる
ただ,気になっただけだ
何故彼はこんなことをしたのか
🤍「…あっまちこ起きた?おはよう,ぐっすり寝とったなあ笑」
💚「…外して…何がしたいの…」
🤍「外すことはできんなあ。そもそもまちこが言うたんやから。「欲しかったものが他のやつに奪われてもすんなり諦めることはできない,どんな理由があろうとも欲しかったものは手に入れる。」って」
💚「それと何が関係あんの…」
🤍「まちこ今どんな状況かわかっとん?俺はまちこをりぃちょから奪ってんねんで?俺な,まちこがそう言うって信じて質問してん。俺やて,りぃちょとまちこが付き合う知った時は諦めようと思ったよ?けどまちこが“何がなんでも手に入れる”言うてくれたから俺は諦めず,まちこをりいちょから奪ったんだよ」
💚「私が言ってたのは“所有者が定まっていなかったもの”の話。私はもうりいちょのものになってんの!!」
🤍「せやけど,元々お前も所有者は決まってなかったやろ?なら同じやん」
💚「違くて…いや,そうだけど…じゃあ例えるけど,お店に何個も並んでたやつが欲しくて買ったものはもう自分のものでしょ?けど,最後の1個が他の人にとられて,更にお会計済みの物をせんせーはその人からとるの?人がお金で買ったものを無断で奪う,今やってるのはそうゆうことでしょ!?」
🤍「腑に落ちんなあ…何言っとんのかさっぱりやわ。大体俺はもうりぃちょと決着はついとんねん」
💚「…は?」
🤍「りいちょのあの顔おもろかったなあ笑どん底に叩き落とされたような,ぶっさい泣き顔やったわ〜笑」
💚「…っ!!りいちょは何処行ったの!?」
🤍「知らんよ?けどもう俺の家にはおらんで。今頃何しとるんやろなあ…笑」
🤍「けどまあ関係ないよな。まちこにりいちょはもう必要あらへんし。俺だけいればええもんな」
💚「何…言って…」
🤍「何まちこちゃん怖いん?さっきの威勢は何処いったんやろか笑安心せえ。そんな怖がらんでも」
🤍「たーんと可愛がるからな♡」
💚「やめっ────」
今思えば可笑しい点なんか幾つもあった
せんせーが絶対分かりそうのない場所で迷子になったところに来た理由,そしてその理由を話さずあしらわれた理由
それはきっと,いや確実に私にGPSをつけていたのだろう
何処にあったかなんて知らない
───いや,知ったところでだ
私も似たようなことをしていた
彼の家に監視カメラを仕掛け,誕生日にあげたピアスにGPSを忍び込ませる
そしてせんせーの仲のいいりいちょと交際し,せんせーにわざと嫉妬させる
そして彼の本心を暴く
ニキでも良かったが彼はなかなか鋭い
もしヘマをすれば一瞬バレてしまう
だからりいちょを使った
私もなかなかのストーカーだろう
けどそれも私なりの愛だ
彼はそのことを知っても私を受け入れ,愛してくれるだろう
これから私と彼はお互い支え合え,共に生きていくのだ
死ぬまでずっと
💚「愛してるよ,せんせー♡」
𝑒𝑛𝑑