この作品はいかがでしたか?
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ドーナツホールパロ
演者:黛灰
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「….もう朝か」
ズキ、と頭に衝動が駆け巡る
いつからこんなに大きな思い出せない記憶があったか
ベットから立ち上がり、カーテンを開ける
いつもと変わらない、ただただつまらない日常を送っている演者が、今日も自分の台本通りに世話しなく動いている
どうにも憶えてないのを ひとつ確かに憶えてるんだな
ドアを開け、僕も舞台へと足を運ばせた
もう一回何回やったって思い出すのはその顔だ
今日も来ている、赤い人と紫の人
『まゆ…』『俺達のこと、わかる?』
それでもあなたがなんだか思い出せないままでいるんだな
『すいません、誰でしょうか….?』
環状線は地球儀を巡り巡って朝日を追うのに
僕は二人を避け、前に進もうとする
『まって、まゆ!!』
レールの要らない僕らは望み好んで夜を追うんだな
『ついてこないで』
もう一回何万回やって思い出すのはその顔だ
『なんでっ….頭が痛くなるんだよっ…..』
瞼に乗った淡い雨 聞こえないまま死んだ暗い声
僕は暗闇へと足を進めた
『黛さんは、“記憶喪失”です』
『そんなっ…』『何か直す方法とかないんですか…?』
『健屋は看護師なので、ここからは何も….』
何も知らないままでいるのが
『私達は、まだ黛さんのことを分かってあげれてない』
あなたを傷つけてはしないか
それで今も眠れないのを
雨の中を、ただ独り言葉を流している
あなたが知れば笑うだろうか
『なにまたバカなことやってんの、ういは』
簡単な感情ばっか数えていたら
『とにかく、ちゃんとやることはやるよ』
『きちんと仕事はするから』
『“機関の一員として”、ね』
あなたがくれた体温まで 忘れてしまった
『師匠….?』
バイバイもう永遠に会えないね
『そんなっ…師匠、師匠….』
『あぁ…..あ、ア…繧キ繧ケ繝�Β繧ィ繝ゥ繝シ繧キ繧ケ繝�Β繧ィ繝ゥ繝シ縲諢丞峙縺励↑縺�ワ繝�く繝ウ繧ー縺瑚ヲ九▽縺九j縺セ縺励◆』
何故かそんな気がするんだ そう思えてしまったんだ
バタッ
上手く笑えないんだ どうしようもないまんま
『は、はは….はははははははははははははははははははは』
無理に笑って、笑って、笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って
そうすれば、シアワセなはず…..
シアワセってなんだろう
貴方のシアワセとは、なんだろう
『俺の心臓はしっかりここにあるんだ』
『“黛灰”は“黛灰”』
『もう、何にも縛られない。』
これは俺の人生だから
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:三枝明那
不破湊
相羽ういは
アルス-アルマル
健屋花那
この物語は二次創作であり、実際の人物、団体などには関係がございません。
黛灰が“黛灰自身”でいられるよう、支えてあげたい
コメント
4件
は?え?最高か?まゆの物語ともしっかり関係してるし、いろいろ文才が出すぎてないか?ほんま好き。