やほ
ろふまお家族パロ
⚠︎︎⚠︎︎⚠︎︎
・配信、ボイス追えてません
・解釈違いあるかも
・甲斐田推しによるただの妄想です
・卒業済ライバーでます
⚠︎︎⚠︎︎⚠︎︎
設定
加賀美ハヤト(21)
・長男
・加賀美インダストリアルの代表取締役
・しっかり者
呼び方は晴さん、湊さん、刀也さん
甲斐田晴(17)
・次男
・高校2年生
・先天性心疾患で体が弱く、あまり学校に行けてない
・小さい頃に親から虐待されており加賀美家に引き取られた
呼び方は ハヤトにぃさん、湊、刀也
不破湊(15)
・三男
・中学3年生
・親が亡くなり加賀美家に引き取られた
呼び方は ハヤトにぃさん、晴、刀也
剣持刀也(14)
・4男
・中学一年生
・小さい頃から甘え下手
・不破同様親が亡くなり加賀美家に引き取られた
呼び方は ハヤトにぃさん、晴(または晴にぃさん)、湊
長尾景(18)
・甲斐田の親友で甲斐田より1つ上
・心臓病の甲斐田をよく気にしており、加賀美からも信頼されている
弦月藤士郎(16)
・甲斐田の親友で甲斐田より1つ下
・長尾同様心臓病の甲斐田をよく気にしており、加賀美からも信頼されている
ここで軽く非チアノーゼ性疾患の房室中隔欠損症の説明します
・まず先天性心疾患は大きく分けて「非チアノーゼ性心疾患」と「チアノーゼ性心疾患」に分かれる
非チアノーゼ性心疾患
非チアノーゼ性心疾患は、心臓に穴があったり動脈と静脈の間によこ道があり、大量の血液が心臓と肺の間を空回りして心臓や肺に負担がかかるタイプ
今回の房室中隔欠損症(ぼうしつちゅうかくけっそん)は、心房と心室を隔てる壁に穴があいている疾患
こんくらいかな
写真は社会医療法人中山会 宇都宮記念病院の心臓外科のホームページからお借りしました
(主はまじで医療について知識全くないです。
アホです)
甲斐田siten
パチッ
眩しい朝日で目が覚める
目が覚めた瞬間分かった。
「今日は調子良くない日かぁ、、、」
僕は先天性心疾患でその中でも非チアノーゼ性疾患の房室中隔欠損症だ。
昔から体が弱く、よく体調を崩すため学校にも行けてないし、なんならこういい体調不良に敏感になってきた
コンコン
「はぁ〜い!」
「晴さん、体調どんな感じですか?」
「ハヤトにぃさん!ん〜今日はそんなに良くないかも、、?」
「分かりました。ちょっと体温測りますね」
「ん〜微熱ですね、、今日は念の為高校休みましょうか」
「はぁーーい、、ハヤトにぃさん今日仕事は?」
「今日はリモートなので一日中家にいますよ
下降りましょうか」
「あー!晴!!
体調どんなかんじ〜」
「湊さん、晴さん微熱あるので少し声量小さめに、、」
「はぁ〜い」
「あはは、、別に大丈夫だよー」
「そんなこと言って前倒れたくせに」
「あ、刀也、おはよ」
「ん、」
「あ、俺今日部活ないから早めに帰る〜」
「僕も部活はないかな」
「分かりました。じゃあ今日の晩ご飯は湊さんと刀也さんに任せますね!」
「は〜い」
「じゃあお気をつけて!」
「行ってきます〜」
「晴さん、私あっちの部屋で仕事してるので何かあったら直ぐに行ってくださいね」
「はぁ〜い」
剣持siten
「とやさ〜ん!!宿題見せて〜!!!」
「はぁ、、またですか?
いい加減自分でしてきてくださいよ」
「すんませ〜ん」
「またそのやり取りしてるんですか〜?」
「あ!リリっちとむぎっち!!」
「ガっくん刀也さんおはよぉ〜
また宿題やってないの?」
「今回だけッスから〜〜」
「その言葉何回も聞いたんですけど
まぁ、僕も鬼じゃないので今回も許してあげますよ」
「さすが〜!!とやさーーん!!」
「はぁ、、むぎ、行こ」
「はぁ〜い!!あ!詩子おねぇーさん!」
「むぎちゃんリリちゃん!おはようございます!」
「何見てるの?」
「BL本です!!!」
不破湊siten
「ふわっち〜!!!おはよぉ〜!!」
「あきなとまゆ!!おはよう〜!」
「2人とも、朝からうるさい、、、」
「もぉ〜、、まゆゆつれないなぁ〜
あ、ふわっち分度器持ってきた?」
「あ!!!!やっべぇ、、、、ワスレタ、、」
「おつ〜〜」
「刀也から借りてくるーーー!!!!!!」
黛灰siten
「不破くんって嵐みたいだよね
ていうか、あきなと不破くんと喋ってたらめちゃくちゃこっち見られるんだけど、、」
「そんなこと言ってぇ、、、本当は嬉しいんでしょぉ〜??」
「ひっぱたくよ?」
「ナンデ、、??」
不破siten
「刀也ぁー!!!」
「、、るさ」
「あ!ふわっちさぁん!!」
「ガっくん!おはよ!刀也ぁ〜分度器貸してくれね?
ちゃんと返すからさぁ〜」
「はい、家で返していいから早く戻って
目立ってる、、、」
「あれれぇー?刀也きゅんは陰キャなのかなぁ〜〜???」
「キッツ、、、はよかえって」
「うぃ 分度器ありがとなぁ〜!」
甲斐田siten
いたい、あたま、、めがぐるぐるする。
やばいかもぉ、、、
「ハヤトにぃさぁん、、、っ」
「晴さん!?大丈夫ですか?」
「ごほっ、、」
「熱上がってきましたね、、
念の為酸素マスクしときましょうか」
「う”ぅぅ〜、、、ごめんね、ハヤトにぃさん、、」
「何言ってんですか、こういう時助け合うのが兄弟なんですから」
「兄弟、、ね、、、」
「ほら、早く寝て治しましょ」
「んぅ、、ごほっ」
「ん〜下がりませんね、、、」
「ごほっごほっ ハヤト、にぃさぁん、ぐずっ」
「晴さん、ご飯食べれそうですか?」
「むり、、」
「ごほっけほっ、、カヒュッごほっ、、ヒュー」
「こら!晴さん酸素マスク取ったらダメですよ」
「やだッ、、あつい」
「冷房つけますね
体温測りたいのでちょっと失礼します」
ピピピピピ
「、、、上がってる、」
「晴さん水、飲みましょうか
薬入れといたので少しは楽になるかと思います」
「あぃがと、、ごめんね、ハヤトにぃさん
仕事もあるのに、、、」
「もう、さっきも言いましたよね?
今は治すことだけ考えてください」
「はぁ〜ぃ、、、」
不破siten
「ふわっち〜今日遊べない?」
「んぁ〜〜〜、、今日晴が体調崩しててなぁ〜わりぃ、行けねぇわ」
「まじ!?お大事にって伝えといて」
「ん、せんきゅーー」
剣持siten
「とやさぁ〜ん?ボーっとしてどしたんスか?」
「いや、、ちょっと兄が体調崩して」
「晴さん?とやさんも兄弟思いなんスね〜〜」
「、、るせ」
「ほら、早く帰りましょ!晴さんが待ってるじゃないすか!!」
「ん」
「あ、湊」
「お、刀也じゃーん」
「珍しいね、友達と遊ばずに帰ってくるなんて」
「ん〜まぁ晴が体調崩してるし、、?」
「なるほど、ほら早く帰ろ」
「うぃ〜〜」
加賀美siten
がちゃっ
「「ただいま〜〜」」
「2人とも、おかえりなさい!」
「たでま〜!!なぁ、晴は?」
「晴さんなら部屋にいますよ
熱が上がってきたので多分寝てると思います」
「おけ」
「晴さんの部屋に行くならちゃんと手洗ってきてくださいね」
「はぁ〜い!、、、あれ?刀也は?」
「刀也さんならさっき晴さんの部屋に行きましたよ」
「ぅえ!?!?、、あいつ〜、、抜け駆けしやがって!!!」
ドタドタドタドタ
「、、、ふふっ」
(なんだかんだ刀也さんも湊さんも兄弟思いなんですよね)
甲斐田siten
まっしろ、、ぼくはどこにいるの??
だれか、、、けい、、、とうじろう、、
はやとにぃさん、、みなと、とうや、
ぼくは、、
どこにいるの───────────────
「───!!」
「──るにい!!」
「はるにぃ!!!!!」
ガバッッッッ
「はぁッ、はぁ、、ッ
ッあれ、、??ぼくッ」
「すごく苦しそうな顔して魘されてたんだよッ」
「そっか、、ごめんね心配かけて、、」
「いや、別に僕は、、、」
「「晴さん!?/晴!!!」」
「え、ハヤトにぃさんと湊?」
「はぁ、、良かったぁ、、」
「えっちょッ、、どうしたの?」
「刀也さんの叫び声が下まで聞こえてきて
何事かと、、、」
「うそ、僕そんな大きい声だしてたの?」
「めっちゃ聞こえたで」
「それにしても、、何があったんですか?」
「ぁ、ちょっと悪夢?見ちゃったっぽい、、w」
「あーね、風邪の時によく見るやつじゃね?」
「なるほど、どうりで汗だくなんですね」
「あ、ほんとだ、、」
「僕が拭いとくから、ハヤトにぃさんと湊は晩御飯の準備しといて」
「え、それはちょっと悪いよ、、
僕、自分で拭くから大丈夫、、、」
「晴にぃは黙ってて」
「アッ、、ハイ」
フキフキ中
「晴にぃ細い、、
もっと食べて、、、」
「あははぁ、、、食べてるつもりなんだけどなぁ、、」
「晴にぃのためにトマトだけの晩御飯作ってあげる」
「それはガチめに辞めてくださいぃぃ、、、」
「ふはっ!じょーだんてすよぉ〜w」
「はぁ、まったく、、、」
「ごっほごほッ、ヒュッ、ごほッ」
「晴にッ、!」
「だいじょ〜ぶゲホッただむせただけだから」
「、、、はぁもう、びっくりさせないでよね」
「心配してくれてありがとね」ニコッ
「、、ん、、/」
「あれぇ〜?刀也きゅん照れてる〜〜」
「うるさい!!!//」
「ご飯出来ましたよ〜〜」
「あ、はーい今行きまーす
晴にぃはどうする?」
「先に言ってていいよ食欲無いし」
「え、でも、、、」
コンコン
「晴〜〜!!!!ご飯持ってきたぞ〜!!!」
「湊、声でかい」
「すんませ〜ん」
なんやかんやあって復活!!!
「晴さん、何かあったら長尾さんと弦月さんに言ってくださいね」
「は〜い」
「今日は体育あるんですよね?
ちゃんと水分補給とって、走ったらダメですよ」
「はいはいw」
「まだバリバリ元気って訳では無いので無理はしないこと」
「分かってるって!!ただ高校行くだけだって〜」
「晴さんすぐ無理するので心配なんですよ」
「えぇ〜、、、?」
「では行ってらっしゃい、気をつけて」
「行ってきます〜!」
甲斐田siten
ぶっちゃけ学校はあまり好きではない。
勉強が嫌いな訳では無いが、病気を患っているため中々学校に来れない。
そんな僕をよく思わない人達は結構いる
まぁ漫画で見るいじめにはあってないからいいんだけどね
それに、学校に来ると2人に会えるから───
「晴くん!!」
「お、晴〜」
「あ、藤士郎、景〜おはよ」
「おはよう、、体調はもう大丈夫なの?」
「うん!バッチリ!!」
「あれ?晴また痩せた?」
「あーこの前まで食欲なかったからなぁ〜」
「それでまたぶっ倒れんなよ〜?」
「あははぁ、、」
「あ、もう少しでチャイム鳴っちゃう」
「3人ともおなじ学年だったら同クラになってたかもしれないのになぁ〜〜」
「まぁしょうがないよ〜
じゃ、僕教室行くね」
「は〜い何かあったら先生に言うんだよー!」
えっと、、1時限目は理科か、、
今日は実験かな?楽しみ〜!!
ガララララ
「おはようございます〜、、、」
「あ、甲斐田だ、、」「今日は来てるんだ、、」
きたよぉ、、この雰囲気ぃ、、、
僕が来てもずっと話してていいのにぃぃ、、
気まずい、、誰か助けてくれ
「なぁ甲斐田ぁ〜、!!」
「は、はい!?」
きたきた!!陰キャに話しかけてくれる優しい陽キャ、、!
ちょっと怖いけどめっちゃ嬉しいんだよなぁ、
「この前までなんで休んでたんだ?」
「あ、えっと、、体調崩しちゃって、、」
「へぇ〜お前結構体壊すよなぁ」
「う、うん、、持病とかもあるから、、」
「いいなぁ〜俺も心臓病なりてぇ〜〜」
「、、、えッ?」
「お前病気になりたいはやばいだろ〜!!ww」
「wwwww!!」
「な、なんで心臓病になりたいの?」
「え?だってびょーきになったら学校休めんじゃん!!」
「やばスンギw」
「び、病気になったら出来ることがすごく出来ることが狭まるよ?」
「僕、走ることも出来ないから体育できないし、、」
「えぇ〜でもズル休みできるのはなぁ〜」
「ッズル休みって、、、」
「こらぁ〜!席座れ〜」
「はぁ〜い、、、だるっ」
「だるいとか言うな!!」
「すんませぇん」
「、、、、」
3時限目は体育、、、持久走かぁ〜まぁ僕はしないけど
あ、そういやいつもの先生休みだったっけ
まぁ学校側も伝えてくれてるでしょ、!
「お前、体育服は??」
「えッあ、、見学、、で」
「見学だと!?!!!!」
「びくッ」
「見学なんかさせられるか!!特に体調不良も見られない!!」
「え、、いやッ学校に連絡してて、
ちゃんと許可も貰って、、」
待て、、なんで僕は弱気になってるんだ??
そうだ!!甲斐田はなんも悪いことしてないじゃないか!!
もっと堂々としてていいんじゃないか!!
「そんな事なんか信じられん!!そこまでしてサボりたいのか!!」
「んなッ、、!サボりなんかじゃありません!
ちゃんと入学する時に校長先生と家族で話しあいました!!」
「ほんとなのか??」「家族って、、、」
ザワザワザワザワ
あぁ、もうめんどくさい
もしかして体育の先生、伝え忘れたのか?
いや、だとしても代わりにするには伝えられてるはず、、、
それにクラスの人たちもザワザワしてきたし、
ほんっと、、めんどくさい、、
「はぁ、これじゃクラスの人達に迷惑がかかるじゃないか、、、お前の見学は絶対ダメだからな」
なんでだよ、、
「じゃあ男子は○○周、女子は□□周な
じゃあまずは男子から」
「「はい!!!」」
「甲斐田、、早く走れ」
「だからッ僕は、!」
「まだそんなことを言っているのか!?!!」
「いいから早く走れ!!!」
もぅ、、どうすればいいんだよ、
絶対こいつ話聞かない奴やん、、、
ちょっとなら僕でも大丈夫だと思うけど、、、
でもなぁ、、
「ほら!!早く!!」
なんでッこんな事に、、、
結局走ってるし、、、
「はぁッ、はぁ、、」
運動してないから当然だけど
僕体力無さすぎ、、、
嘘じゃん、周りの男子全然息上がってない、、
「はぁッはぁ、、、ヒュッッ」
あ、これ、、ダメなやつだ
ドクンッッッ
「!!、、、、カヒュッ」
ズサァァァァァ
「甲斐田!?!?」
「あ”、ッヒュッはぁッはひゅっ、ゲホッごほっごほッ」
「おい!大丈夫か!?」
「先生!!甲斐田くんが、、!」
どくん、どくんっ
いたい、、僕の心臓の音がうるさい
「ヒュー、お”ぇッ、ゲホッかひゅーッごほっ、はふっ、ふ”ぅぅ、、ッ、グッッ、」
「──いだ!!!」
「──丈夫か!!?」
「────田くん!!」
なにいってるの??
きこえない、、
いたい、よ
だれか、、たすけてよ、、
「ゴホッ…ヴ…ゲホッゴホッゴホッ…ヒューう”ッぐッ、」
「けぇ、、ッヒューッ、、とぉじろぉ、、ゴホッ」
「晴さん」
「晴」
「晴にぃ」
真っ白な世界、、あったかい、、
「このッッッ、、、出来損ない!!!!!」
黒い、寒い、、僕の、、小さい頃
ぼくは出来損ないだったんだ。
産まれた時から、お医者さんも助産師さんもみんな言った「可哀想な子」だって
「重い病気を持った」
「走ることも遊ぶこともできない」
「誰にも愛されない」
「長くも生きれない」
”“可哀想な子””
お母さんとお父さんはそれが嫌だったみたい
お母さんは言った
「なんで普通の子じゃないの」って
お父さんは言った
「この出来損ないが」って
お母さんとお父さんは言った
「「産まれてこなければよかったのに」」って
小さかった僕は両親を笑わせるために色んなことをした
でもこの病気のせいで何もかも失敗した
僕が何をしても両親が笑顔になることがなかった
そんな僕に弟が産まれた
普通の子だった
普通に遊んで
普通に勉強して
普通に笑って
普通に愛されて
普通に生きていた
僕はどうだ
病気のせいで運動もできない
誰からも愛されない
強いて言うならば少し勉強が得意なだけだった
僕は昔から化学や研究が好きだった
何が起こるかわからない実験や、色んな資料を見て物質や生態を学ぶ、
それがすごく好きだった
今思うと4歳で化学好きになるってすごいよな
でも、やっぱり好きなことはやらせて貰えない
どれだけ頭が良くても両親は僕を愛してくれなかった
僕はもう諦めた。
期待すればするほど悲しくなる
だったらもう最初から期待しないどこう
そう思った
最初はそう思うと心が軽くなった。
そしたらまたすぐに壊れた
もうどうでもよかった
でも、ある日
父親に殴られた。
何度も何度も殴られた。
身の危険を感じた
今すぐにでも逃げ出したかった
でも、怖くて逃げれなかった
そういう日がずっと続いた。
ずっとずっと殴られ蹴られ僕の体はボロボロだった。
ボコッドスッバチンッッ
「痛いッ!!!痛いよッお父さん!!!」
「黙れ!!!てめぇの声でお父さんって言うな!!!耳障りなんだよ”!!!!
お前はもううちの子じゃねぇ!!!バチンッ」
「ゲホッおとうッ」
「お前は黙って殴られとけ!!!!ゴンッッ」
「ぅあ”ッッ、」
「お兄ちゃんまた殴られてやんの〜」
「あいつはあなたのお兄ちゃんじゃないからお兄ちゃんなんて言わなくていいのよ?」
「はぁ〜い!!」
くるしい
つらい
にげだしたい
そう思った
そして僕は3人がお風呂に入ってる隙に逃げた
全力で走った
小さい頃は多少は走れた
だから死ぬ気で走った
でもやっぱりそう遠くには行けなくて路地裏で止まった
「はぁはぁッゲホッ」
「ねぇ、大丈夫?」
「ビクッッ」
誰かに話しかけられた
こわい
誰
「そんなボロボロで何かあったの?」
「、、ぅ、ぁ、」
「?」
グゥゥ
「ふはっ、お腹減ったの?」
「、、こくっ」
「じゃあ家くる?」
「、、ぇ?」
「家くるって、、、なんで、ッ」
また、なにかされるの、、?
「なんでって、、お腹すいてる子をほっとけないよ」
「ハヤト〜!!ここにいたのね!」
「お母さん!」
「あら?その子はどうしたのかしら、、?」
「あのね、お腹が空いてて、お家連れていったらダメかな?」
「なーに言ってるの、いいに決まってるでしょ」
「やった!!」
「お腹空いてるなら母さんの手料理いっぱい食べさせないとな〜!!」
「お父さん!」
「さぁ帰ろうか」
「うん!君も!おいで!!ニコッ」
「!!!」
僕はその笑顔に救われたような気がした。
その男の子は加賀美ハヤトといった。
その時ハヤトにぃさんは10歳で僕は6歳だった
加賀美宅
初めてハヤトにぃさんの家に入った時はビックリした
僕の家とは全く違った
話によるとお父さんは社長、お母さんは医者らしい
とにかくお金持ちだった
「よし、じゃあお母さん張り切っちゃうぞー!」
「じゃあ君はまず怪我の治療しよっか
先にお風呂に入ろ」
ゴシゴシゴシゴシ
「今から洗い流すぞ、怖かったら目つぶってていいからな」
「こくっ」
ザバァァ
「よし、これで終わり、、だよ!?」
「??」
「母さん!!ハヤト、!!」
「何〜??」
「見てくれこの目の色!!」
「まぁ!!すごく綺麗ねぇ!!」
「青空みたい!!」
「明日美容院いくかーだいぶ髪も伸びてるし」
「そうね」
「ご飯できたわよー!!」
「はぁーい!!」
「「いただきまーーす!!」」
「さぁ、君も遠慮しなくていいのよ」
「、、こくっ」
「ぃただ、き、ます、、、パクッ」
「!!、、おぃしぃ、、ポロッ」
「えッ!?泣いちゃった!?」
「おいしぃッ、、おいしいですッッポロポロ」
「、、、ぎゅっ」
、、!
「よく頑張ったわね、えらいえらいナデナデ」
「いっぱい泣いていいのよ、沢山食べていいのよ」
「、、ふッ、ぅう”わぁぁぁぁぁぁぁッッ、グスッ」
僕はその時、産声以外に初めて声を上げて泣いた
ハヤトにぃさんのお母さんはずっと僕の頭を撫でてくれた。
「ねぇ、君のお名前は何かな?」
「、、かいだはる。」
「そっか、じゃあよろしくね晴くんニコッ」
「、、!ポロポロ」
初めて名前を呼ばれた、、
嬉しかった
僕はまた泣いた
「寝たのか?」
「えぇ、泣き疲れちゃったみたい」
「ねぇ、お母さん、お父さん
僕、晴くんと一緒に住みたい!」
「そうだな〜
じゃあハヤトはお兄さんか!」
「パァァ お兄さん!!!」
「ふふっ、良かったわね
じゃあ私は晴くんベットに寝かせとくから先にご飯食べといて」
「はぁ〜い!」
それから僕は加賀美家の一員となった
ハヤトにぃさん達はすごく優しかった
僕の家からも離れてたからお父さん達が来ることはなかった
「ねぇ!晴さん公園行きませんか?
カブト虫捕まえましょ!!!」
「うん!!」
ハヤトにぃさんはすごく子供っぽくて夏の間は公園に行ってカブトムシを捕まえてた
まぁすぐ逃がしたんだけどね
そして、その公園で2人と出会ったんだ
「じゃあ私はカブト虫捕まえてきます!!
晴さんはゆっくりしててください!!」
「うんー!」
公園って言っても僕は皆みたいに走り回ることが出来ないから大体ブランコをしていた
でもちゃんと並んでる子がいたら譲ってあげるよ!!
その日は別に誰もいなかったんだ
だから僕はブランコをこいでた
そしたら中学生?の人達がきて
「おいチビーーそこ俺たち使うから早くどいて」
「ぅ、あッはい、、」
当時6歳の僕は背の高い中学生たちかまじで怖かったから譲った
そしたらその中学生達はそこにたむろしてお菓子を食べ始めたり友達と話し始めた
別にブランコじゃなくても良くないか???
段々とブランコの周りには小さい子達が並んでた
でもその中学生達はどこうとしなかったし、並んでる子も僕より小さい子だったから僕はめちゃくちゃ勇気をだして言ったんだ
「あ、あの!!」
「あ”?」
「ひぃっ!、、え、えっとぉ、、
ブ、ブランコみんな乗りたがってるから、、そろそろ譲って、、ください」
「はぁ?何言ってんだよチビ
先輩たちによくそんなの言えるなぁ〜
お前らのことなんかどーでもいい訳」
「そんなにブランコみたいなお子ちゃまの遊びしたいならよその所行ってこい」
「でッ、でも!!公園はみんなのものです!
そ、そんな、独り占めしちゃダメですよ!!」
「みんなで?ハッ笑わせんなよ
お前、チビのくせに生意気なんだよ!!!」
「ヒッ、、ご、ごめんなさッ────」「おい」
「何やってんだよ」
へッ、、?誰?
僕より年上?かなそれに、後ろに隠れてる子は、、
「あ”?てめぇも口答えすんのか?」
「話になんねぇ、、、
お前らポイ捨てはダメって学校で習わなかったのか?」
「はぁ?先輩に向かってなんてこと言うんだよ」
「えぇ〜先輩ーー??そんな態度でよくそんなこと言えるねぇ〜〜〜w」
「ッッ、!てめぇッ!!!グッッ」
バシッ
「そのきったねぇ手で、景くんに触らないで貰えます?」
つ、強い!!見た目からして僕より年下ぽいのに!
「チッ、、気分悪ぃ、、お前ら帰るぞ」
「お、おう、、」
「うわうわぁ〜年下に注意されてだっせぇ〜」
「うるせぇ!!後でぶっ潰してやるからな!」
「こわぁい〜〜」
「あ、あの!」
「ん?」
「さ、さっきはありがとう!!」
「ん、あぁ、、いいってことよ!!」
「すごい、嬉しかった、、」
「それは良かった
なぁ!名前なんだ!!」
「え、ぼ、僕?かいだはる」
「かいだはる、、、俺は長尾景!!こっちは弦月藤士郎!よろしくな!!」
「よ、よろしく、、」
「ほら、藤士郎も」
「目の色、、きれぇ、、」
「ほんとだ!!空みてぇ!」
「そ、そう?ありがと、、」
「なぁ!家どこだ!?」
「え、お家は、、えぇっと、、あそこ!」
「え!あのでっけぇビル!?」
「そう!!」
「すげぇ、、、」
「おかねもちなの?」
「う、うん、、まぁ僕は拾われたんだけどね」
「拾われた?」
「う「あ!晴さーーん!!」
「あ、ハヤトにぃさん!!」
「もう、探しましたよ、、、」
「ごめんなさい、、カブト虫いた?」
「えぇ!見てください!2匹捕まえましたよ!!」
「わぁぁ!!すげぇ!カブト虫だぁ!」
「えっと?この方たちは?」
「さっきね僕のこと助けてくれたの!!」
「そうなんですか?」
「うん!!ねぇ、この子達お家に連れて言っちゃダメ?」
「いいですよ!!行きましょう!!」
「!!晴くんのお家いけるの!!」
「よっしゃぁぁ!!」
「ふふっ、元気な子達ですね!!」
そこから景達とはすごく仲が良かった
小学校も一緒でずっと3人でいた
僕が体調を崩した時はお見舞いにも来てくれたんだ
そして月日がたって、湊と刀也が家族になった
ハヤトにぃさんが高校生の頃、お父さんの座を受け継いで会社の代表取締役になった時僕達は4人で暮らし始めた
だんだん僕の心臓病が進行していって僕の部屋には車椅子や心電図モニターなどの医療器具が置くようになった
この病気のせいで何度も迷惑をかけてしまっていたけれど3人ともずっと一緒にいてくれた
この先も、ずぅ〜〜〜っと一緒がいいなぁ!!
パチッ
「、、、、あれ?、僕、、」
「晴さん!!はぁッッ、、良かったッ、ギュッ」
「ハヤト、、にぃさん?」
「晴さん、覚えてますか?体育の授業中に倒れたんですよ」
「あ、、そっか、、」
「ほんとっ、、なんで走ったんですか、、
全く、、長尾さん達が連絡してくれたんですよ」
「景たちが、、、」
「、ハヤトにぃさん、、怒ってる?」
「え?あ、晴さんには怒ってないですよ!
まぁでも、、体育の先生には怒ってますかね」
「そ、そっか、、
あのね、僕、夢を見たの」
「夢?」
「昔の夢」
「昔の、、、」
「ねぇ、ハヤトにぃさんはさ、なんで僕のこと助けてくれたの?」
「え?なんでって、、、
ん〜、、まぁ昔のことなので良くは覚えていませんが、、私はその目に惹かれたんです」
「目?」
「はい、その青空のような目が
、、なのに晴さんはボロボロでとてもほっとけなかったんです」
「、、、そっか、へへッ、、」
「?」
「嬉しぃな、、」
「「晴!!!!!/晴にぃ!!!」」
「湊、、刀也、、」
「、、はぁ、、良かったぁ、」
「じゃあ私は学校に話してきますね」
「え、じゃあ僕も、、」
「何言ってるんですか、、晴さんはここでゆっくりしててください」
「はぁ〜い」
「ったく、、まじで焦ったんだからな」
「ごめんってぇ〜、、湊ぉ、、、刀也も、、」
「ボロッ」
「え、ちょっ刀也!?」
「あかーん晴が刀也泣かしたー」
「ちょッ、、」
「ばかいだ、、ッ死んじゃうかと思ったじゃんッグスッ」
「!、、、ごめんね?」
「グスッ、、、ゆ”る”さ”な”い”も”ん”、」
「あちゃちゃぁ〜、、」
「う”ぅぅぁッポロポロ」
「よしよし、ごめんね、、トントン」
「どういう状況でしょうか、、」
「ハヤトにぃさん帰ってくんの早くね?」
「後日晴さんも連れて話し合うことになりましたよ
まったく、、どれだけ晴さんに負担かけるのか、、」
「にゃははぁ」
「で、、?湊さんは行かないんですか?」
「今は刀也の時間だしな、、
それに、いつも刀也頑張ってるし」
「たまにはお兄さんなんですねぇ〜」
「褒めてる?」
「ふふつ、褒めてますよ〜」
「ねぇ2人とも、、刀也寝ちゃった..w」
「あらあら、、」
おまけ
「晴〜!!来たぞ〜!!」
「景!藤士郎!!ごめんね、色々としてくれたみたいで、、」
「いいってことよ!!それと、、」
「「甲斐田くん!!ごめんなさい!!」」
「へ、、??」
クラスのみんながここにいる、、陽キャも、
「俺たち、、甲斐田が病気持ってるって実感湧いてなくて、、信じられなかったんだ」
「それで色々悪口言ったり、、」
「あの時も、助けられなくてごめん!!」
「そんな!!謝らないでよ!!それに、、僕が倒れたあと景達のところに行ってくれたんでしょ?」
「、、ありがとう!!ニパァッッ」
「「!!!!!!///」」
「あーあ、、みんなが晴くんの良さに気づいちゃった〜、、、」
なんじゃこの終わり方は、、、、
終わり方いつもわかんねぇ、
しかも長ぇなぁ10000文字超えてて草
てことでこんばんは〜〜〜
お久でございます
すとぷりじゃなくてごめんって感じなんだけどさ
まじでにじさんじハマりましてねーーーー
にじさんじ三昧っす
それにノベル初心者だから下手でも許してくれ!!
それに!!みんなに自慢したいことがある!
今朝このイラストをツイートしまして
そしたらですね!なんと!!
!?!?!?!?
やばくないすか!?!?!?!?!?
(なんのことか分からない人に説明しますとですね)
このイラストNIJISANJIENに所属してる
フォルガー・オーヴィトって言う人なんですね
そしたらフォルガーからいいねされましたぁぁ!!!!!
通知きた瞬間ビビって時間止まった
まじで興奮する
ていうね自慢でした
ではおつななでございます
コメント
8件
すっげえ!!!!!好き!!! てかいいね普通に羨ましいﮩ٨ـﮩﮩ٨ـ♡ﮩ٨ـﮩﮩ٨ﮩﮩ
天才かよ、まじ好きです!続き楽しみにしときますね
小説もイラストも上手いとか、、、神ですか?