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⚠︎注意⚠︎
・キャラ崩壊あるかも
・誤字脱字あるかも
・自己解釈
・やおい
⚠︎今回の世界線⚠︎
・らだお警察(ランク3)
・ハクナツメ警察
・成瀬はカニしかでてこん
「…本当に撒いちゃうんすね。」
「惚れた?」
「普通です。」
「反応しづらい回答やめてらだおきゅん。」
警察のサイレンが全く聞こえなくなり、車の中でらだおとハンクの声しか聞こえなくなった。数分間沈黙が続き、やっと、ハンクが口を開いた。
「…じゃあ、デートしよっか。」
飲食店、遊園地、中には入らなかったけど餡ブレラのアジトなど、ヘトヘトになるくらい街をまわった。
この一日を通してらだおは分かったことがある。ハンクは常にらだおに気を使っている。
それに少し申し訳ないなとらだおは内心思う。
「あの、ハンクさん。別にそんな俺に気を使わなくていいっすよ。」
「えー、なんで?」
「えっと…疲れないかなって。」
「らだおくんだからだよ。ただそれだけ。」
らだおの頭の上にはてなが浮かぶ。
俺だから、か…
らだおはあまり深く聞かないでおこうと思い、別の話に切り替えた。
「ンらだおくぅ〜んッ‼︎‼︎‼︎お〝がえり〝ぃ‼︎」
「あはは…ただいまでーす。ハンクさん送ってくれてありがとうございました。」
「いいえ〜」
指名手配が切れるまでデートをし続けて、疲れ切っているらだおにナツメが泣きながら抱きついた。らだおは少し苦しそうに顔を上にあげる。
「まさか指名手配が切れるまでデート…じゃなくて、遊ぶとは…」
「がっつりデートだよ♡」
「…」
ナツメが言い直したものを深掘りされ、無言でハンクを睨みつける。ハンクはこわーい、と棒読みで言う。
「…やっぱり切符切るね。」
「やめてぇ〜⁈」
ナツメはハンクの服を掴み引きずり本署に入っていった。らだおはおつかれ…と手を振った。
「とりあいず今日はおおめに見てやる。」
「そもそも指名手配じゃないんですけど。」
ハンクはナツメにツッコミを入れるがナツメの表情は変わらない。これ、本気で怒ってるやつだ、と察した。
かわいい後輩に手を出されたらナツメにとって面白くないに決まっている。
ナツメは無言で切符を切っていく。
「これで、全部かな。」
「はぁー、やっと終わったよー。らだおくんに会いに行こーっと。 」
「…ちなみにだけど。」
ナツメは切符を切る用のタブレットを横の棚に置くと、ハンクの近くに寄り、言った。
「うちのらだおくんをお前らに渡すつもり、 まじでないから。」
ナツメの目には、光が入っておらず、ガチトーンでハンクに詰め寄った。仮面の隙間から見えるハンクの目にも、光はなかった。そしてナツメに反論するように言った。
「…俺も、諦めるつもりないけど。」