テラーノベル
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お風呂から上がり
ドライヤーで互いの髪の毛を乾かし合う
はやとの髪は濡れててもふわふわしていて
乾かし終える頃にはふわふわを超えて
もはや、もふもふになっていた
サラサラでもふもふな髪とか羨ましいな、
と思いながら頭を無意識に撫でていると
「ね、じんと!」
くるりと振り向きこちらをきゅるきゅるな
目で見つめてくる
お風呂から上がったばかりで酔った時みたいに頬が少し赤い
まだまだちゃんと酔ってはいるんですけどね
はやとは結構お酒が抜けにくい体質なので飲んでしまった時は
いつも長時間酔っている。
だけどこんなに飲んだのは久々だ
「なあに?」
「…今日、いっしょにねよう?」
少し俯いてもじもじしながら言ってくる
たまらなく可愛い
いつも余裕そうにリードしてくれる俺の彼氏が今日は特別甘えてくれる
ずっと甘えて欲しいとは思っていたが
これは想像以上だな、
結構やばいかも理性の方が
俺ほんとに飲みすぎなくてよかった
はやとに
「大好き」
とか言ったりするかもしれないからな
そしたら俺の腰の骨は粉砕されるから
本当に気をつけよう…
「いいよ、いっしょにねようか」
「…ほんと、?やったぁ〜」
ニコニコしたと思ったら嬉しかったのか俺をぎゅっとハグして
離したくないなあ、とぼそっと呟く
本当に可愛いすぎるな俺の彼氏ほんとに…
もう手に負えないこれ無理だ
俺も嬉しくなってぎゅっとはやとの大きな背中に回した手に力を入れる
するとなぜか少ししょげた声で
「じんと、俺を置いていかないで、どこにもいかないで」
本当の子供のように俺の体温を全部で感じたいのか
さらに抱きしめる力を強めては
俺の首筋に顔を埋める
俺の体温も匂いも全て自分のものにしたい、
はやとはずっとそう口癖のように言っていた
きっとそれが不安と化してしまったんだろう、
そのせいで俺がはやと以外にこういうことしてるとか考えさせてしまった、
やるわけないじゃん。はやとだけなのに
それを行動でも示したくてさらに腕に力を込めた
大きな背中がやけに小さく見えるはやとに向かって
「俺には、はやとしかいないからどこにも行かないよ」
「…好きって言って俺だけに」
「、はやとだけが好き」
あの店の時みたいに「これでいい?」とは聞かない
多分これでよくないから
言葉だけじゃ不安になるのが子供ってもん
今子供のように縮こまるはやともきっと
言葉だけって思ってるんだろう
「…ベット行こう?」
「うん。」
まだ少ししょげているが
さっきよりはマシにはなっているように思えた
とぼとぼと俺の手を握って
後ろからついてくるはやとを見ると
どうしても可愛いと思ってしまう、
今そんなこと言える空気じゃないから
言わないけどね、あとシンプルにはずいから
寝室の扉を開けてクーラーをつける
外に出た時風に当たって涼しいって言ってたし、お風呂上がりで暑いだろうから
はやとを先にベッドに寝かせて扉を閉める
振り返るとはやとはもう布団をかぶっており
俺のことを待っていた
すぐにベットに入り近づく
肩と肩がぶつかり合う
いつもなら「近い」とか言うけど今はそれが不安とか考えさせるから
今日は言わない。
はやとはまだ不安なのか俺のことを引き寄せて
向かい合いのハグをする
あったかくて心地いい優しいハグ
不安なんか感じさせないくらいに
その幸せと温もりをひたすらに感じていると
「今日、じゅうたろうと距離近かった、」
「ごめん、」
お店で「帰る」って言ったのはそれが原因か…
あぁ、そんなに悲しい顔しないで?
ごめんじゃ済まないだろうけど、
言葉でも伝えた方が気持ちは伝わるだろうから伝える
「…べつにいいよ」
「、本当今後気をつけ」
俺が話してる時にはやとが被せて話す
「わからせるだけだし」
そう言って気付けば押し倒されている
本当に酔ってるとは思えないほど強い力で俺の手首は、
はやとの大きな手一つで拘束されている
さっきまで子供みたいにしょげていたのに急に狼みたいになるはやとを
俺は困惑の目で見つめることしかできなかった
あぁ、さっきクーラーつけといてよかったと
心底思う
だって
きっとこれからもっと熱くなるだろうから
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コメント
11件
あじさいさんは神だから食べますか
やばいですやばいですやばいです えぐいです愛こそが生命力です(?) クーラー付けといて良かったってえぐいですよ、え、え、!
ちょっと最高すぎて私の口角ブラジルまで飛んでいっちゃった 一緒に取りに行こうぜ