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「じ、自主的に入った方、???」
「うん。」
いつの間にか古びた木製の椅子を持ってきて居たのか、背もたれの部分に両腕を組み、ニコニコと此方を見る太宰治の姿が。
「え?自主的に牢屋に?」
「え???」
「、、、おい、偽名野郎。手前も相当だぞ?」
え?どういう事_____?
「あっははは何で捕まったのかと思ったらw」
態とらしい程の明るい声。
「君、あろうことかポートマフィアに偽名名乗ったんだァ、、へえ、、、、、」
一瞬にして凍てつく空間。
やばい、こいつら________
「へ、っ、??」
「面白いね?」
何故に疑問形?そして今_______
「わあ、ほっぺたぷにっぷにだね。」
え????
「は???」
「え???」
中也さん、そうですよね。何となく親近感が湧くので中也さんって呼びます()
「おいぃぃぃぃぃぃ!?!?」
「うるさっ、中也何で叫ぶのさ。」
「てめ、おい!?!?な、何ほっぺたをそんな、!!」
「千切れるじゃねえかっ!!!」
「え?w」
「へ???」
「「千切れる???」」
「wwwwww」
おい、爆笑するんじゃない太宰治!!
「え?ちぎ、千切れる、???」
「そんな餅みたいに伸びる頬があるわけねえだろがッ、!」
「大丈夫かッ!?大丈夫だ、今俺が太宰のことを殺してやる、!」
漲る殺意((
え?え?、、、、、、、、えええええええ???
「中也はほんっと心配性だねェ、」
「ええ、???」
「ぜってえ大丈夫じゃねえだろあれ!!」
指を指しながら叫ぶ中也さん。
あの、ちょっと耳が痛いです。
「あのぉ、、、、、」
「痛くなかったよね?」
圧を掛けてくるのやめてもらっても!?!?
「いやぜってえ痛かったろ。可哀想にな、、大丈夫だ、今から首領の所まで連れてってやる」
うーん、、、、、痛くなかったけど、、太宰治からは逃げねば。
「滅茶苦茶痛かったです。痛すぎてほっぺた千切れるかと思いました。」
「え?」
ごめんね太宰治((
「矢っ張り痛かったのか、!!大丈夫か!?」
「ええっと口の中が切れたのかちょっと血の味がします」
嘘ですごめんなさい。あれ、でも其れって引っ張られて口の中が切れる、、、相当痛かったって思われるよね!?!?
「嗚呼、大丈夫だ、すぐに首領のところまで連れてってやる、!」
使命感に駆られているところ悪いですがほぼ全部ウソです。ごめんね。
そう思っていると、眼の前の鉄の棒が、歪んだ。
耐えられない力を、突如掛けられたかの様に。
存在する許可を突如奪われたかの様に。
ごおっ、と風が吹く。
存在許可を奪われた鉄の棒が岩で出来た頑丈な壁に、ヒビを創り出していて。
私は相当やばい人間に嘘を着いてしまったのだろうか_____?